資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
進する。
④ アンメットメディカル
(未充足な医療)ニーズに
応える新規薬剤開発等に関
する研究
中長期目標に示された戦
略的研究・開発課題につい
て、次の具体的課題例を中
心として重点的に取り組
む。
ア がんの原因や特性に基
づき、未承認薬も含めて、薬
剤候補物質の探索・同定を
行い、薬剤候補品を臨床試
験に橋渡しするための研究
を推進する。また、抗がん剤
及び分子標的治療耐性の分
子基盤の解明に基づいた新
規薬剤候補の探索・同定及
び臨床試験への導出を推進
する。
具体的な取り組みは、以下
のとおりである。
・AMEDアジアがん臨床試験ネ
ットワーク構築事業(ATLAS
プロジェクト)を通じた、複
数の国際共同研究を通じて
アジア展開を進める。現在
実施中の5課題(MASTER KEY
Asia 、 A-TRAIN 、 CHOICE 、
HARMONY、Project CAD)に加
え、新規課題の立案を行う。
これらの活動を通じて、ア
ジアの主要研究機関とのネ
ットワーク構築を行うとと
もに、国際共同試験の企画・
運営が可能な医師・支援ス
タッフの育成を図る。
○MASTER KEY Asiaは韓国、台湾、マレーシア、フ
ィリピン、タイ、ベトナムに加え、今年度シンガ
ポールとインドネシアからの患者登録が開始され
た。参加施設も17施設から28施設へ増加し、登録
数も662例から935例に増加した。その他、アジア
6か国1,400例の大腸内視鏡AI診断支援ツールの
ランダム化比較試験の登録を予定より約1年前倒
しで完了した。これらを支える国際研究支援スタ
ッフについては外国人スタッフを含めて人員を補
強し、OJTで支援スタッフの育成を進めた。
④ アンメットメディカル(未
充足な医療)ニーズに応える
新規薬剤開発等に関する研究
ア がんの原因や特性に基づ
き、未承認薬も含めて、薬剤候
補物質の探索・同定を行い、薬
剤候補品を臨床試験に橋渡し
するための研究を推進する。
また、抗がん剤及び分⼦標的
治療耐性の分子基盤の解明に
基 づ いた 新 規薬 剤候 補の 探
索・同定及び臨床試験への導
出を推進する。
具体的な取り組みは、次の
とおりである。
・難治性がんモデルを構築し、
難治性がんの特性に基づい
た有望な治療標的や薬剤を
探索するとともに、生体内
モデルでの抗腫瘍効果を検
証することで創薬標的とし
ての有望性を検証し、阻害
剤の創薬開発を企業へ導出
する。
・がん種横断的に樹立された
PDX 株を用いて、標的に合
○難治性がん細胞株パネルを用いて、製薬企業が開
発中の候補臨床試験薬の適応がん種を特定し、生
体内モデルで抗腫瘍効果を実証した。
○668株を有するPDXライブラリーを用いて、新規抗
がん剤の薬剤スクリーニング・薬剤感受性試験を
実施し、前臨床試験から臨床試験へ移行する薬剤
ならびにがん種の選定を行い、臨床試験を開始し
た。効果が期待できるがん種の推定とバイオマー
カー探索を行った。得られたオミックスデータを
集約し、AI統合解析に向けて準備を進めた。
○令和6年度版EPOC 研究者カタログにおいて、日本
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自己評価