よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

の負担が少ない治療を積極
的に提供していく。

的に提供していく。
具体的な取り組みは、次
のとおりである。
・ゲノム医療に資する迅速
かつ精確な経皮生検、内
視鏡的生検、経血管的生
検、肝、肺以外のRFA、腎
以外の凍結治療、十二指
腸ステント留置、胆道ス
テント留置術 、超音波内
視鏡瘻孔形成術につい
て、対応できる低侵襲で
身体の負荷が少ない治療
の提供に取り組む。また、
臨床研究支援部門のサポ
ートのもと、各種の画像
診断モダリティを最大限
に活用した先進技術を活
用した未来型低侵襲治療
開発を行う。
・食道がんに対する光免疫
療法について、照射デバ
イスの最適化を行い、登
録を再開する。
・既存のコンセプトを変革
する手術支援ロボットを
用いた臨床例を蓄積す
る。かつその臨床的有用
性を検討する臨床研究を
開始する。
・AIを利用した手術支援シ
ステムに関する性能評価
や臨床的有用性を探索す
る臨床研究を実行する。
・食道がんに対する冷凍ア
ブレーションデバイスに
ついて医師主導治験は終
了し薬事申請を行った。
今年度は、薬事承認、保険
適用を目指す。
・東京理科大学とのクロス
アポイントによる研究者
及び研究の推進により、
自動内視鏡デバイスやマ
ルチレーザーによる医工
連携を進める。
・国内の外科系学会と、手術
支援ロボットを開発する
国内企業、通信サービス

○ゲノム医療に資する迅速かつ精確な経皮生検、内視
鏡的生検、経血管的生検、肝、肺以外のRFA、腎以外
の凍結治療、十二指腸ステント留置、胆道ステント
留置術、超音波内視鏡瘻孔形成術について、身体の
負荷が少ない低侵襲治療の提供に取り組む。また、
臨床研究支援部門のサポートのもと、各種の画像診
断モダリティを最大限に活用した先進技術を活用
した未来型低侵襲治療開発を行う。
○既存治療では治療が困難な食道癌に対する光免疫
療法の医師主導治験は、改良型照射デバイスを導入
し、患者登録を再開した。
○既存のコンセプトを変革する手術支援ロボットを
用いた臨床例が約60例蓄積され、前向きの臨床研究
が開始され、約30例実施された。
○婦人科の子宮全摘術を対象としたAI手術支援シス
テムの薬事承認を取得した。
○大腸・泌尿器・婦人科領域の骨盤/側方リンパ節郭清
術を対象としたAI手術支援システムの性能評価試
験を実施し、その結果をもって薬事申請の準備を開
始した。
○食道がんに対する冷凍アブレーションデバイスに
ついて医師主導治験は終了し、6月に薬機法承認が
得られた。
○東京理科大学とのクロスアポイントによる研究者
(非常勤職員)が産総研の主任研究員に異動した。
異動後も東病院との共同研究を継続し医療機器開
発を行った。
○8K技術の硬性鏡カメラを用いた遠隔手術指導シス
テムの実証実験として、東京・がん研究センター中
央病院での手術を大阪・ソフト産業プラザから指導
する設定で、占有高速回線と共用高速回線をそれぞ
れ本線、予備回線とし、3例の臨床試験で上記概念
を実証した。この際の8K映像の伝送帯域は
100Mbps、遅延は155msecであった。この実験で、
100Mbpsの8K映像が安定して伝送できること、ま
た、遅延時間が155msecであったが手術指導に問題
ないことがわかった。
○8K技術の硬性鏡カメラを用いた遠隔手術指導シス
テムによる実証実験として、ローカル5Gの無線伝
送を手術室側に入れた場合と指導室側に入れた場
合のそれぞれについて、1例ずつ臨床試験を実施し
有効性を確認した。この際の伝送帯域は90Mbps、遅
延は200msecとなったが、手術指導に問題なかった。

85 / 157

自己評価