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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標

項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等

認、市販化を目指す。また、
ATLASの支援のもと日本、韓
国、台湾、シンガポール、香
港、タイの13施設で、大腸内
視鏡検査を受ける大腸がん
検診受診者を対象に、人工
知能によるコンピュータ検
出支援(CADe)を用いた大腸
内視鏡検査の有効性を評価
する他施設共同臨床試験を
実施し、その結果を学術雑
誌に投稿し、内視鏡AIの保
険収載を目指す。
・東京大学で開発した新規蛍
光マーカーは当院での非臨
床試験の結果を追加後、薬
事承認を目指し、多施設共
同研究を実施する。
・CIRCULATE-Japanでの全国ネ
ットプラットフォームを活
⽤したリキッドバイオプシ
ーによる再発早期診断法確
立のための観察研究への登
録を継続する。また、COSMOS
プロジェクトの登録完了コ
ホートの追跡調査・解析を
行うとともに、新規コホー
トを開始する。
イ がん及び正常細胞・組織
の放射線応答解明研究を基
礎とした高精度放射線治療
や粒子線治療・中性子捕捉
治療等革新的放射線治療技
術の実用化を目指した研究
を推進する。

イ がん及び正常細胞・組織の
放射線応答解明研究を基礎と
した高精度放射線治療や粒子
線治療・中性子捕捉治療等革
新的放射線治療技術の実用化
を目指した研究を推進する。
具体的な取り組みは、次の
とおりである。
・センターに導入された病院
設置型加速器BNCTシステム
での治療の至適化とがん種
の適応拡大の基礎研究とし
て、BNCTシステムでの中性
子線照射後の細胞・組織の
放射線応答を包括的に解析
し、バイオマーカーを探索
して複数個の候補分子を見
出した。これらの候補化合
物の検証を行う。
・がん及び正常細胞の放射線
応答の解析と放射線増感剤

ータ検出支援(CADe)を用いた大腸内視鏡検査の
有効性を評価する多施設共同臨床試験のエントリ
ーを期間内に完了した. データ解析を行い令和7
年度中に論文投稿を予定している。
○東京大学で開発した新規蛍光マーカーについて
は、昨年より引き続き、東京大学と連携して薬事
承認を目指しているところ。
○CIRCULATE-Japan での全国ネットプラットフォー
ムを活用したリキッドバイオプシーによる再発早
期診断法確立のための観察研究であるGALAXY試験
(令和6年度登録完遂)の追跡調査を継続し、ア
ップデート結果を公表した。また、COSMOSプロジ
ェクトの登録完了コホートの追跡調査・解析を行
い、大腸がんを対象とするCOSMOS-CRCの結果を公
表した。現在登録中の新規コホートの登録を継続
している。

○ヒト舌がん・扁平上皮がん細胞株SASをモデル系
として、長崎大学、京都大学、イタリアの大学と
共同でBNCT後のtranscriptome解析を行った。
○東京科学大学と共同で放射線応答分子であるPNKP
について解析を行い、DNA修復における新規機能
を見出した。

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自己評価