資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (31 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
項目別評価調書
1-1
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
心として重点的に取り組
む。
ア 遺伝子・マルチオミック
ス情報に基づいて治療成績
向上を目指した、より個人
や集団に最適化された標準
治療開発及び有効性の検証
のための全国ネットワーク
を活用した多施設共同臨床
研究を推進する。
イ 画像下治療(IVR)、放射
線治療や薬物療法などによ
る症状緩和治療法や栄養療
法、リハビリテーションも
含む支持療法の開発とその
効果判定手法開発に関する
ア 遺伝子・マルチオミックス
情報に基づいて治療成績向上
を目指した、より個人や集団
に最適化された標準治療開発
及び有効性の検証のための全
国ネットワークを活用した多
施 設 共同 臨 床研 究を 推進 す
る。
・日本臨床腫瘍研究グループ
(JCOG)のデータセンター/
運営事務局を運用し、成⼈
固形がんを対象とする集学
的治療開発のための研究者
主導多施設共同臨床試験を
⽀援・管理する。年間3,000
例以上の患者登録を目指
し、適応拡大を目指す医師
主導治験を推進する。また、
JCOG 研究における患者・市
民参画(PPI)を推進する。
・「JCOG-バイオバンクジャパ
ン(BBJ)連携バイオバンク」
を継続的に運用し、将来、結
果が得られる日本臨床腫瘍
研究グループ(JCOG)試験の
附随研究として、個人や集
団に最適化された治療選択
に資するバイオマーカーの
探索や検証を行えるよう血
液・組織のバンキングを行
う。
・SCRUM-Japanでの組織・リキ
ッドバイオプシーでの全エ
キソーム・トランスクリプ
ト ー ム 解 析 や multiplex
IHCによる腫瘍微小環境等
にSpatial transcriptome、
マイクロバイオーム解析を
追加し、世界をリードした
precision medicineの構築
と新たな創薬を促進する。
○日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)のデータセン
ター/運営事務局を運用し、64研究班(AMED 63、
開発費1)の医師主導多施設共同臨床試験を直接
支援した。令和6年度はJCOG全体で目標値を超え
る3,225例の患者登録を行った(観察研究・附随
研究を除く)。患者市民参画(PPI)について
は、2回のJCOG患者市民セミナーを開催し、ま
た、JCOGを構成する16グループのうち6グループ
が延べ8回の患者意見交換会を実施した。
○引き続きJCOG試験参加患者の血液検体のバンキン
グを行った。令和7年3月末現在、8,009例分の血
液検体がJCOG-BBJ連携バイオバンクにバンキング
されている。
○SCRUM-Japan での組織・リキッドバイオプシーで
の全エキソーム・トランスクリプトーム解析や
multiplex IHCによる腫瘍微小環境等にSpatial
transcriptome、マイクロバイオーム解析を追加
したマルチオミックス解析プラットフォームであ
るMONSTAR-SCREEN-3を令和6年度に開始した。
○SCRUM-Japan GOZILAプロジェクトに参加した
4,037名の進行がん患者のリキッドバイオプシー
の結果と治療効果の調査を実施した。リキッドバ
イオプシーに基づいて標的治療を受けた患者は、
そうでない患者と比較し、生存期間が約2倍とな
った。
イ 画像下治療(IVR)、放射線
治療や薬物療法などによる症
状緩和治療法や栄養療法、リ
ハビリテーションも含む支持
療法の開発とその効果判定手
法開発に関する研究を推進す
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自己評価