資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (87 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立がん研究センター
年度評価
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
項目別評価調書
1-3
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
である4試験の登録推進
を行い、より精密な世界
最先端の個別化医療を提
供するとともに、有効薬
剤の薬事承認申請を行
う。新規医師主導治験を
2つ開始することを目指
す。
・令和2年度に開始した最
先端のリキッドバイオプ
シー技術の導入による術
後の微小残存腫瘍(MRD)
の検出を応用した術後薬
物療法の個別化を目指し
た 大 規 模 臨 床 試 験
(CIRCULATE Japan)を国内
約 160 施設+台 湾参加施
設との共同研究で継続
し、令和5年度内に6,300
例の登録を⾏う。関連す
る2つの第Ⅲ相試験の症
例登録を完了し、結果の
報告を行う。
エ 体腔鏡手術やロボット
手術などの低侵襲手術を積
極的に実施する。
エ 体腔鏡手術やロボット
手術などの低侵襲手術を積
極的に実施する。
具体的な取り組みは、次
のとおりである。
・新たな低侵襲治療機器開
発 を 目 指 し た 「 MIRAI
Project」を推進する。特
に今後医療DXの推進が期
待されることから、院内
でのロボットを含む外
科・内視鏡手術データ、病
理診断、臨床情報、ゲノ
ム・メタゲノムなどの情
報 を 統 合 し た
「Multimodal AIプロジェ
クト」を強力に推進し、今
後の転移再発予測や予後
予測など個別化医療に向
けた研究開発を促進す
る。
・新設されたロボット手術・
開発センターにおいて、
最先端のロボット手術の
実施に加え、手術関連デ
能大腸がんの患者レジストリ研究(GALAXY)、MRD陰
性例に対する手術単独の有効性を評価するランダ
ム化第III相試験(VEGA )、MRD陽性例に対す る
FTD/TPIの有効性を評価するランダム化第III相試
験(ALTAIR)からなる大規模臨床試験実施組 織
(CIRCULATE Japan)において、国内約160 施設+台
湾参加施設との共同研究での6,300例の登録及び
VEGA・ALTAIR試験の症例登録を令和6年度に完了し
た。GALAXY試験の結果公表を実施し、ALTAIR試験の
結果公表を目指すとともに、VEGA試験の追跡調査を
継続する。
○ 新 た な 低 侵 襲 治 療 機 器 開 発 を 目 指 し た 「 MIRAI
Project」を推進し、project寄付が順調に集まって
いる。本寄付を有効活用するため、Projectを公募し
たところ25演題の応募があったため選考を行い、新
たなProjectの支援をMIRAI projectとして開始す
る。特に、今後医療DXの推進が期待されることから、
院内でのロボットを含む外科・内視鏡手術データ、
病理診断、臨床情報、ゲノム・メタゲノムなどの情
報を統合した「Multimodal AIプロジェクト」を強力
に推進し、今後の転移再発予測や予後予測など個別
化医療に向けた研究開発を促進する。
○NECと進めていた病理3次元画像AIの構築(AMED革
新癌)は、NECに加え浜本研究室で研究開発を加速す
ることとなり、Meetingを開催した。
○新設されたロボット手術・開発センターにおいて、
最先端のロボット手術の実施に加え、手術関連デー
タを活用した機器の改良・開発を推進する。センタ
ー長を大腸外科塚本医長とし、令和6年度には前年
比1.4倍となる643件のロボット支援手術を行った。
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自己評価