第２部

各対策項目の考え方及び取組

第７章

ワクチン

第１節

準備期

第７章

ワクチン

第１節

準備期

＜目的＞
新型インフルエンザ等の発生時に、都民の生命及び健康を保護し、都民生活及
び都民経済に及ぼす影響が最小となるようにするため、新型インフルエンザ等に
対応したワクチンを迅速に供給し、円滑な接種が実施できるよう、平時から着実
に準備を進める。
また、ワクチンの接種体制について、新型インフルエンザ等が発生した場合に
円滑な接種を実現するために、国及び区市町村のほか、医療機関や事業者等とと
もに、必要な準備を行う。
1-1 研究開発の推進
1-1-1
①

ワクチンの研究開発に係る人材の育成及び活用

都は、大学等の研究機関におけるワクチンの研究開発を支援する。また、都
は、研究開発を通じて育成した人材について、キャリア形成の支援等を通じて
積極的に活用することにより、研究を推進する医療機関や研究機関等との連携
ネットワークに参画する臨床研究中核病院や感染症指定医療機関等における研

究開発の実施体制の強化を支援する。【保健医療局】
② 東京都医学総合研究所では、関係機関と連携しながら平時から重点感染症等
についての発症機序解明・ワクチン開発に向けた研究を推進する。【保健医療
局】
1-2 ワクチンの供給体制
1-2-1

ワクチンの流通に係る体制の整備

都は国の要請を受けて、区市町村、東京都医師会、卸売販売業者団体等の関係
者と協議の上、ワクチンの円滑な流通を可能とするため、以下のアからウまでの
体制を構築する。【保健医療局】
ア

都内の卸売販売業者や医療機関等の在庫状況等を迅速に把握することが可能
な体制

イ

ワクチンの供給の偏在があった場合の供給調整に係る卸売販売業者との連絡
調整の方法

ウ 区市町村との連絡調整の方法及び役割分担

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