東京都新型インフルエンザ等対策行動計画 令和7(2025)年5月16日 (54 ページ)
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公開元URL | https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/000/367/202505_honsatu.pdf |
出典情報 | 東京都新型インフルエンザ等対策行動計画の改定について(5/16)《東京都》 |
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各対策項目の考え方及び取組
第3章
第3節
第3節
サーベイランス
対応期
対応期
<目的>
強化された有事の感染症サーベイランスの実施体制により、引き続き新型イン
フルエンザ等の発生状況や発生動向の推移、感染症の特徴や病原体の性状(病原
性、感染性、薬剤感受性等)、臨床像や治療効果、抗体保有状況等に関する情報
を収集し、リスク評価や感染症危機管理上の意思決定につなげる。
また、新型インフルエンザ等の発生状況に応じ、適切な感染症サーベイランス
の実施体制の検討や見直しを行う。
3-1 実施体制
国内の患者数が増加し、これまでのサーベイランス等で患者の臨床像等の情報
が蓄積された時点では、患者の全数把握の必要性は低下し、医療現場の負担も過
大となることから、重症者及び死亡者に限定した情報収集が重要となる。
新型コロナウイルス感染症対応時において、ウイルスの変異は、感染力、重症
化の程度、ワクチン接種の効果などに様々な影響を及ぼしたことから、変異株サ
ーベイランスを実施した。
初動期に実施していたサーベイランスについて、国の方針や専門家の意見も踏
まえ、実施方法の必要な見直しを行い、適切な感染症サーベイランスの実施体制
の検討や見直しを行う。【保健医療局】
3-2 リスク評価
3-2-1
有事の感染症サーベイランスの実施
都及び保健所設置区市は、国と連携し、都内の新型インフルエンザ等の発生状
況や発生動向の推移、感染症の特徴や病原体の性状(病原性、感染性、薬剤感受
性等)、臨床像等について、流行状況に応じたサーベイランスを実施する。
なお、国内の患者数が増加し、新型インフルエンザ等の特徴や患者の臨床像等
の情報や科学的知見が蓄積された時点では、患者の全数把握は、その意義が低下
するとともに、都道府県等や医療現場の負担も過大となる。
このため、国は、医療機関からの患者報告による定点把握でも感染動向の把握
が可能となった際には、患者数の増加に伴う医療機関や保健所等の業務負担も考
慮し、患者の全数把握の必要性を再評価し、定点把握を含めた適切な感染症サー
ベイランスの実施体制を検討し、適切な時期に移行を実施する。
都及び保健所設置区市は、国が実施する感染症サーベイランスのほか、必要に
応じ、独自に判断して感染症サーベイランスを実施する。【保健医療局、産業労
働局、環境局】
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