東京都新型インフルエンザ等対策行動計画 令和7(2025)年5月16日 (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/000/367/202505_honsatu.pdf |
出典情報 | 東京都新型インフルエンザ等対策行動計画の改定について(5/16)《東京都》 |
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基本的な考え方
第2章
第2節
対策の目的等
対策実施上の留意点
(5)DXの推進や人材育成等
保健所等の負担軽減(システムへの入力作業の負担を含む。)、医療関連情
報の有効活用、国と都及び区市町村の連携の円滑化等を図るためのDXの推進
や人材育成を進める。
なお、DXの推進に当たっては、AI(人工知能)技術などの新技術の進展
や普及状況も注視しながら、関係者間の迅速かつ効率的な情報共有体制の整備
や現場の負担軽減に資する技術の活用、システム開発等を検討していく。
2 感染拡大防止と社会経済活動のバランスを踏まえた対策の切替え
感染拡大防止対策に当たっては、社会経済活動とのバランスを踏まえた対策と適
切な情報提供・共有とにより都民生活及び都民経済への影響を軽減させるとともに、
都民が身体的、精神的及び社会的に健康であることを確保することが重要である。
このため、以下の(1)から(5)までの取組により、感染状況等に応じ感染拡大
防止と社会経済活動のバランスを踏まえた対策の切替えとを円滑に行い、都民の生
命及び健康の保護と都民生活及び都民経済に及ぼす影響が最小となるよう対策を講
ずる。
(1)可能な限り科学的根拠に基づいた対策の切替え
対策の切替えに当たっては、感染症の特徴、病原体の性状、感染症の発生状
況等も含めたリスク評価を考慮し、可能な限り科学的な根拠に基づき対応する
ため、平時からそのためのデータ収集の仕組みや適時適切なリスク評価の仕組
みを構築する。
(2)医療提供体制と都民生活及び都民経済への影響を踏まえた感染拡大防止措置
有事には予防計画及び医療計画に基づき医療提供体制の速やかな拡充を図り
つつ、各段階における医療提供体制で対応できるレベルに感染規模を収めるべ
く感染拡大のスピードやピークを抑制することが重要である。注意深く実施す
るリスク評価に基づき、このレベルを超える可能性がある場合等には、適時適
切に感染拡大防止措置等を講ずる。その際、影響を受ける都民や事業者を含め、
都民生活や都民経済等に与える影響にも十分留意する。
(3)状況の変化に基づく柔軟かつ機動的な対策の切替え
科学的知見の集積による病原体の性状の把握、検査体制や医療提供体制の整
備、ワクチンや治療薬の普及等の状況の変化や社会経済等の状況に合わせて、
適切なタイミングで、柔軟かつ機動的に対策を切り替えることを基本として対
応する。あわせて、対策の切替えの判断の指標や考慮要素について可能な範囲
で具体的に事前に定める。
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