第２部

各対策項目の考え方及び取組

第１０章

検査

第３節

対応期

ける検査等に対する技術支援や精度管理等を通じ、地域におけるサーベイラン
ス機能を発揮する。【保健医療局】
⑥

都及び地方衛生研究所を設置する自治体は、国から感染症の特徴や病原体の
性状（病原性、感染性、薬剤感受性等）、感染状況等を踏まえて、対応方針の
変更について示された場合には、都内の状況や各施設の業務負荷等も踏まえて、
人員体制や検査体制等の見直しを適時適切に行う。【保健医療局】

⑦

都は、国が実施する国内の検査体制の維持や拡充等のための見直しに応じて、
適宜、都内の検査体制の見直しを実施する。【保健医療局】

3-2 研究開発企業等による検査診断技術の確立と普及
①

都及び保健所設置区市は、国及びＪＩＨＳが主導する検査診断技術の研究開
発について、都内の感染症の診療を行う医療機関等を通じた臨床研究の実施に
積極的に協力する。【保健医療局】

②

都は、国及びＪＩＨＳにおいて、新たに、より安全性が高い検査方法や検体
採取方法が開発された場合は、これらの手法の医療機関等への速やかな普及に
協力する。【保健医療局】

3-3 リスク評価に基づく検査実施の方針の決定・見直し
①

都は、国が段階的に見直した検査実施方針を踏まえ、都における体制を見直
す。
さらに、国から提供される検査の目的や検査体制を含む検査実施の方針等に
関する情報について、都民及び関係機関等に分かりやすく提供・共有する。
【保健医療局】

②

都は、国が決定した方針について関係機関等に周知の上、都内の検査体制を
整備する。【保健医療局】

3-4 医療機関の検査目的の受診集中回避
都は、新型コロナの感染拡大時において、診療・検査医療機関への検査目的の
受診の集中を緩和し、本来医療が必要な重症化リスクがある方等の受診機会を確
保するため、感染が疑われる症状のある方や濃厚接触者に対し抗原定性検査キッ
トの配布を行った。新型インフルエンザ等の発生時においても、医療機関への検
査目的による受診集中を緩和する取組は重要であることから、医療機関による検
査キットの確保に支障を来さないよう配慮しつつ、国及び関係機関と連携を図り、
行政による検査キット配布等の取組について、柔軟に対応していく。【保健医療
局】

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