第１部
第１章

基本的な考え方
計画の基本的な考え方

ウ 新感染症8（全国的かつ急速なまん延のおそれがあるもの）
3 計画の基本的な考え方
（１）政府行動計画に基づき、都における新型インフルエンザ等への対策の実施に
関する基本的な方針や都が実施する対策を示すとともに、新型インフルエンザ
や新型コロナウイルス感染症等以外の新たな呼吸器感染症等が流行する可能性
をも想定しつつ、発生した新型インフルエンザ等の特性を踏まえ、病原性の強
弱等の様々な状況下で対応ができるよう、対策の選択肢を示す。
（２）国、都、区市町村、医療機関、指定（地方）公共機関、事業者及び都民の役
割を示し、区市町村や事業者の新型インフルエンザ等の対策が緊密に連携して
推進されるようにする。
（３）都の地理的な特徴、高い人口密度、国際社会の経済ハブとしての機能、発達
した交通網、周辺部からの通勤・通学者の流入、国内・国外からの旅行者の往
来等の社会状況、医療提供体制の状況等も考慮しつつ、各種対策を総合的、効
果的に組み合わせてバランスの取れた対策を目指す。
（４）新型インフルエンザ等への対策と併せて新型コロナ対応の具体例を掲載する
ことで、新型コロナ対応で積み重ねた知見・経験を都のみならず、関係機関や
都民等とも共有し、今後発生し得る未知なる感染症の危機に備える。
4 計画の推進
本行動計画には、新型インフルエンザ等に関する最新の科学的な知見を取り入れ
ていく。
また、新型インフルエンザ等の発生に備え、都や関係機関、都民等について、平
時から教育・訓練・啓発の実施などを通して対応能力を高めるとともに、機動的に
計画を検証し、必要に応じて修正を行っていくこととする。
5 計画の改定
本行動計画の改定に当たっては、学識経験者（感染症又は法律）、医療関係団体、
弁護士、事業者団体、労働者団体、保健所等の代表等からなる「東京都新型インフ
ルエンザ等対策有識者会議」に意見を聴き、行う。

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感染症法第６条第９項

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