【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (98 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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通、安全規制、適正使用等…を、我が国の企業が関わる形で推進する。
○ アフリカ健康構想の推進
(基盤の整備)
・ …生活習慣の改善や予防接種を通じた疾病予防、…巡回診療といった事業の展
開等を通じ、…裾野の広いヘルスケアサービスの実現に必要な基盤の整備を、日
本企業が関わる形で推進する。
(医薬品・医療機器等)
・ アフリカにおいて、喫緊の課題である感染症への対応も含め、必要な医薬品・医
療機器等の整備を、日本企業が関わる形で推進する。
4.3.健康長寿社会の形成に資するその他の重要な取組
(新型コロナウイルス感染症対策の推進)
・ 新型コロナウイルス感染症への対策として、
「新型コロナウイルス感染症対策の
基本方針」(2020 年 3 月 28 日新型コロナウイルス感染症対策本部決定、5 月 25
日変更)など、政府が定める方針のもと、国内外の連携を図りつつ、必要な研究
開発等の対策を速やかに推進する。その際、感染症の研究開発に対する多様なイ
ンセンティブや医療に係る規制の緊急時の適用の在り方等の課題も念頭におい
て、必要な対策を検討する。
2
他の研究事業(厚生労働科学研究、AMED内、他省庁研究事業)との関係
○「地球規模保健課題解決推進のための行政施策に関する研究事業」(厚生労働科学研
究)では、厚生労働省の実施する政策の推進のための研究を行っている。一方、当研
究事業は、低・中所得国を研究フィールドとして、我が国発の医療技術、医療サービ
ス等の海外での活用に資する臨床研究や、生活習慣病予防技術を用いた介入研究を行
うものである。これら2つの研究事業には、政策研究の成果から将来の実装研究のシ
ーズが発見され、また実装研究から製品の海外での活用における政策課題が抽出され
るような連携が期待される。例えば実装研究である「低・中所得国の健康・医療改善
に資する、医療機器・医療技術・医療システム海外での活用に向けた臨床研究」で特
定された海外での活用にあたっての障壁が、政策研究である「三大感染症等に関連す
る保健システム強化について我が国から行う国際機関への戦略的・効果的な関与に資
する研究」において我が国の国際機関への関与において解決策を研究すべき課題とし
て還元され、その結果我が国発の製品が円滑に海外で活用されていくというような相
乗効果も期待される。
○「開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業」(AMED)は、開発途上
国・新興国等におけるニーズを踏まえた医療機器の新規開発を推進するものである。
一方、当研究事業は、低・中所得国において、我が国等で既に有効性が示された医薬
品、医療機器、医療技術等の効果検証のために海外の患者を対象に臨床試験、及び GACD
と連携した慢性疾患対策を目的とした実装研究を行うものである。また、「開発途上
国・新興国等における医療技術等実用化研究事業」で新規開発された医療機器等のう
ち、臨床試験が更に必要な課題については、当事業で研究発展することが可能である。
また、慢性疾患対策を目的に開発された医療機器の実装化を目的に、当事業において
GACD と連携した実装研究を行うことも可能である。更に、当事業で行う疫学研究等か
ら抽出された低・中所得国のニーズを踏まえて、
「開発途上国・新興国等における医療
技術等実用化研究事業」において医療機器の新規開発を推進することも期待できる。
○ SATREPS ( サ ト レ ッ プ ス Science and Technology Research Partnership for
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