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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (84 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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(5) 疾患領域に関連した研究開発
(感染症)
・ ゲノム情報を含む国内外の様々な病原体に関する情報共有や感染症に対する国際的
なリスクアセスメントの推進、新型コロナウイルスなどの新型ウイルス等を含む感染
症に対する診断薬・治療薬・ワクチン等の研究開発及び新興感染症流行に即刻対応出
来る研究開発プラットフォームの構築
・ BSL4 施設を中核とした感染症研究拠点に対する研究支援や、感染症流行地の研究拠
点における疫学研究及び創薬標的の探索等、予防・診断・治療に資する基礎的研究、
将来のアウトブレークに備えた臨床・疫学等のデータの蓄積・利活用
3.3 研究開発の環境の整備
・ 国内の研究機関における感染症に係る基礎研究能力の向上及び病原体等の取扱いに
精通した人材の育成・確保等を図るため、BSL4 施設の整備等について、必要な支援を
行うとともに国、大学及び自治体の地方衛生研究所等との連携を強化する。また、パ
ンデミック対策のみならずバイオセキュリティ強化のため、米国 CDC 等も参考にしつ
つ我が国の危機管理対応能力の強化を図っていくとともに、緊急時の課題解決のため
の迅速な研究開発体制を整備する。


他の研究事業(厚生労働科学研究、AMED内、他省庁研究事業)との関係
厚生労働科学研究との関係
【新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業】
感染症及び予防接種行政の課題として、海外からの進入が危惧される感染症及び国内
で発生がみられる感染症についての対策や、予防接種施策等を推進すべく、行政施策
の科学的根拠等を得るために必要な研究を行っている。新興・再興感染症に対する革
新的医薬品等開発推進研究事業は、適宜本事業の研究成果も踏まえて、特に重要な医
薬品等の開発に資する研究を行っている。尚、このうちワクチン開発については、感
染症法に規定されている感染症のうち、国内での市中感染が認められている感染症を
対象に、既に実用化されているワクチンの改良に資する基盤的な研究開発を行ってい
る。
・AMED 内 新興・再興感染症研究基盤創生事業との関係
【新興・再興感染症研究基盤創生事業 海外拠点研究領域】
様々な感染症の流行地により近い文部科学省の海外拠点研究領域の海外拠点と連携
し、感染症に関する国内外での研究を推進している。
【新興・再興感染症研究基盤創生事業 多分野融合研究領域】
BSL4 施設を中核とした感染症研究拠点に対する研究支援や病原性の高い病原体等に
関する創薬シーズの標的探索研究等を行う文部科学省の多分野融合研究領域と連携
して、わが国における感染症研究機能の強化を図るとともに、感染症の革新的な医薬
品の創出を図る。
【ワクチン開発・生産体制強化戦略関連事業】
SCARDA(先進的研究開発戦略センター)では、将来発生しうる新規感染症の大流行に
備え、短期に大量にワクチンを製造する新規モダリティの育成や感染症ワクチンへの
応用等の研究開発について、基礎研究から実用化まで産学官が連携して実施する。一
方、本事業では SCARDA の対象とならないワクチンの研究開発を主な対象としている。
【橋渡し研究戦略的推進プログラム】
日本全体としてアカデミア等による革新的な基礎研究の成果を一貫して実用化に繋
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