【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (160 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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る。令和5年3月にプログラム医療機器に係る優先的な審査等の対象に指定された。
【成果の活用】てんかん発作を事前に予知することにより、早期介入・事故減少・致死
的転帰の回避につながり、社会参加を支える安全・安心を提供するとともに、本人・
家族の記憶のみでは漏れが生じうる発作記録を補い、投薬等の治療の最適化に活用す
る。
【課題名】日本全地域で心不全診療連携を最適化する AI 実装 D to D システムの開発と
実用化(令和6年度継続中)
【概要】医師から医師への遠隔コンサルテーションシステムに、AI による心不全診断・
心不全診療支援の機能を搭載した IT プラットフォームの構築を行っている。また、
AI による診療支援システムの開発にも取り組んでいる。
【成果の活用】近年、日本は心不全患者が激増する「心不全パンデミック」のさなかに
あり、専門医にかかる負荷が大きくなる一方で、心不全診療には膨大な知識・経験が
必要であり、非専門医が日常診療の中で習得するには大きな負荷がかかる。心不全診
療連携における専門医、非専門医および非専門医療機関の業務負荷を減らし、心不全
パンデミックにおいても、最適な心不全診療を全国に提供できるようにする。
2 令和7年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
○精神疾患及び神経・筋疾患における早期診断に資する医療機器プログラム等の開発に
係る研究課題(6課題)
【概要】いずれの研究課題も、医療機器の薬事承認取得を目標として、令和3~7年度
の5か年研究として実施しており、令和7年度が最終年度である。
【成果の活用】医薬品医療機器総合機構への相談費用や、臨床研究(治験を含む。)の実
施に向けたフォローを行い、薬事承認取得による医療現場導入を目指す。
【課題名】オンライン診療(D to P)の診療機器の効果的な臨床応用の手法の開発
【概要】オンライン診療に係るエビデンスの蓄積に向けた研究を行うべく、令和6年度
に公募及び研究開始し、初年度は調査研究を実施するが、令和7年度より実証のため
の臨床研究に取り組む必要がある。
【成果の活用】臨床研究の成果を活用した、エビデンスに基づくオンライン診療の標準
的な活用方法について、既存の診療ガイドラインへ収載し、オンライン診療が情報通
信機器と共に適正かつ幅広く普及することを目指す。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
継続研究課題に重点的に取り組む必要が高いため、新規研究課題は予定していない。
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