【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (108 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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中)
【概要】神経―腸管間の臓器相関を介した筋量減少機構の解析を通じサルコペニアの病
態解明し、腸管炎症抑制機序による治療薬を開発する。
【成果の活用】サルコペニア予防のための筋肉量減少予防薬の創薬に繋がるとともに、
新たな腸内細菌への介入法の開発に発展する。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
〈ゲノム・データ基盤 PJ〉
【課題名】生活習慣病の予防・診療の質向上に資するエビデンス創出研究
【概要】ゲノムデータやビッグデータ等を活用し、循環器病等の生活習慣病の予防法・
診断法・早期介入法・リハビリテーションを含む治療法・重症化予防・予後・QOL の
改善に資する新規エビデンスを創出する。生活習慣病の発症・重症化に及ぼす影響に
関するランダム化比較試験等による質の高い前向き研究を実施し、新規診断・治療エ
ビデンスを検証する。既存のコホートデータを利用して高血圧、糖尿病、脂質異常症
以外の循環器病等の残存リスク因子の解明や、大規模データに基づくゲノム ・オミ
ックス解析や AI を活用して、循環器病等に対する革新的な診断法や治療法の開発を
行う。
【成果の活用】診療ガイドラインの改定等の予防・診療の質向上に資するエビデンスを
創出し、健康寿命の延伸を目指す。
【課題名】生活習慣病領域におけるデータの利活用のための研究
【概要】ライフステージを俯瞰して生活習慣病の発症・重症化予防、診断、治療等に資
する研究開発を推進するため、ゲノム・データ基盤の整備・利活用の促進を進める。
バイオバンク等を利用し、詳細な診療情報に裏打ちされた生体試料などのビッグデー
タを収集・AI 等を用いた解析を進める。
【成果の活用】生活習慣領域におけるデータベースを作成し、利活用することで、医療
分野の発展に資する研究開発及びその成果の実用化を促進する。
〈疾患基礎研究 PJ〉
【課題名】生活習慣病の病態解明研究
【概要】生活習慣病の既存の危険因子以外の新たな危険因子の同定に繋がる分子機序等
を解明し、病態解明を行う。
【成果の活用】未知の疾患メカニズムを解明することにより、新規の予防、診断、治療
法の開発につなげる基盤を創出する。
【課題名】生活習慣病の予防・診断・治療のためのシーズ探索研究
【概要】生活習慣病の機序にもとづき、循環器病等(心血管疾患、心不全、脳卒中等)
に対するバイオマーカーの探索や創薬標的の同定等、新規予防・診断・治療法の開発
につながるシーズを探索し、その有用性を検証する。
【成果の活用】予防・診断・治療に活用できる新規シーズを探索し、トランスレーショ
ナルリサーチへとつなげ、基礎研究の実用化を促進する。
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