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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (146 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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ルの確立、疾患モデルを用いた肝再生治療技術等を使用する革新的治療法の検証、肝
不全患者の予後改善に資する新たな知見の獲得により肝線維化の予防法/治療法の開
発及び肝発がん予防法の開発に寄与する。
【課題名】肝発がんの病態変化の解明と肝発がん予防に関する研究
【概要】DAA の普及により多くのC型肝炎患者で HCV が排除できるようになってきた一
方で、Sustained Virological Response(SVR)後の肝発がんの原因の解明が喫緊の
課題となっている。また、肥満や代謝異常に関連する NASH/NAFLD に合併する肝がん
の増加がみられているが、これらは肝炎ウイルス性肝がんに比べて炎症も軽微であ
り、発がんまでの病態進展に不明な点が多い。慢性炎症等を背景とした肝発がん、再
発に至る機序を解明し再発の予防および治療法の開発や、対策の推進に関する最新の
知見の創出を目指す。
【成果の活用】肝発がん、再発に至る過程を再現できるモデル系の構築や新規動物実験
モデルを用いた病態解明手法の開発、肝発がん・再発の予防/予知に資する新たな知
見の創出や肝早期診断に資する検査法の開発が期待できる。



参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
●【統合イノベーション戦略 2024】(令和6年6月4日閣議決定)との関係
3. 着実に推進する3つの基軸
(1) 先端科学技術の戦略的な推進
① 重要分野の戦略的な推進
(健康・医療)
・ 我が国の創薬力の復権を目指し、
(中略)FIH試験(ヒト初回投与試験)を実施
できる国際競争力のある体制、治験薬製造施設などの整備を進め、シーズを速やか
に実用化する国際水準の研究開発環境の実現に取り組む。
・ 健康・医療研究の成果を中長期的に創出し続けるためには、基礎研究の再興が必
須である。若手研究者が研究に専念できる環境を整備するとともに、研究支援人材
の確保や若手研究者向けの競争的研究費の充実等に取り組む。
・ (前略)感染症の科学的知見の創出や危機対応医薬品等の研究開発・実用化を実
行できる環境を確立する(後略)。
●「健康・医療戦略」(令和2年3月 27 日閣議決定)との関係
4.具体的施策
4.1.世界最高水準の医療の提供に資する医療分野の研究開発の推進
(1)研究開発の推進
①医薬品プロジェクト
・ 医療現場のニーズに応える医薬品の実用化を推進するため、創薬標的の探索か
ら臨床研究に至るまで、モダリティの特徴や性質を考慮した研究開発を行う。
(中略)また、創薬デザイン技術や化合物ライブラリー、解析機器の共用など
創薬研究開発に必要な支援基盤の構築に取り組む。
④ゲノム・データ基盤プロジェクト
・ ゲノム・データ基盤の整備を推進するとともに、
(中略)遺伝子変異・多型と疾
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