【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (124 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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題に直面する。これらのことからも、革新的な治療薬の開発が求められ、シーズ同定
や剤型・投与経路・投与量の設定等の検討を行うこと、ならびに革新的な治療薬の開
発を行う。
【成果の活用】重症・難治性・治療抵抗性の免疫アレルギー疾患の革新的な治療薬の開
発と実用化を通して、適切な新規治療法の選択による生活の質の維持向上が期待され
る。
<疾患基礎研究 PJ>
【課題名】食物アレルギーの解決に資する研究
【概要】食物アレルギーは患者の長期的な QOL の低下につながるだけでなく、アナフィ
ラキシーにより致命的な転帰を取ることもあり、その解決が強く求められている。そ
のため、食物アレルギー患者情報、検体・アレルゲン解析、及び免疫療法を含めた食
物アレルギーの治療に関する臨床試験等を推進する。
【成果の活用】本研究の成果を利用して作成されたガイドライン等により食物アレルギ
ーにおける「防ぎ得る死」の減少と、基本指針に掲げられている、アレルギー疾患を
有する者の QOL の維持向上に寄与する。
<疾患基礎研究 PJ>
【課題名】免疫アレルギー疾患の克服に結びつく独創的な病態解明研究(若手研究者推
進領域)
【概要】
基礎研究、臨床研究の分野共に、免疫アレルギー疾患研究に従事する若手研究者が減
少しているため、10 か年戦略にも示されている「国際的な人材の育成」を目標とし、
若手研究者が代表者となる画期的な研究を推進する。
【成果の活用】シーズ探索や根源的な本態解明とともに、若手研究者への支援を行うこ
とにより、国内のみならず国際的競争力をもつ若手研究者の育成を目指す。
<疾患基礎研究 PJ>
【課題名】免疫アレルギー疾患におけるアンメットメディカルニーズの解決に資する研
究(病態解明/診療の質の向上に資する研究)
【概要】免疫アレルギー疾患は、難治性・治療抵抗性である点、薬剤アレルギーのよう
な、急速な症状を呈し、致命的な経過をたどるにもかかわらず、診断法、治療法が確
立されていない点などにアンメットメディカルニーズが存在する。本課題で、基礎研
究や実態調査、観察研究、介入研究などを行い、病態解明、診断法や治療法の開発を
行う。
【成果の活用】シーズの探索及び病因、病態の解明、疾患モデルの作成や臨床上の課題
を取り込んだ研究開発を行うなかで、新規診断法の開発や診療ガイドライン等の作成
や改訂に資する質の高いエビデンスの創出を目標とする。
<疾患基礎研究 PJ>
【課題名】アレルゲン免疫療法の開発に資する研究(病態解明/診療の質の向上に資す
る研究)
【概要】アレルギー疾患治療には、昨今様々な治療法があるが根治的な介入は少なく、
治療薬中止により症状の再燃などを認め、患者の QOL を十分改善しているとはいえな
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