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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (122 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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ングの統合的解析を実装化し、個別化治療プログラムにつながるシステムを確立する。
これにより病態解明の成果や革新的予防法・診断法・治療法の開発に寄与するシーズ同
定につなげる。
(研究成果の科学誌(インパクトファクター5以上)への論文掲載件数8件以上
新たな疾患発症メカニズム解明件数1件以上 )
<疾患基礎研究 PJ>
エビデンス創出を行う研究を重点的に取り組み、本事業の成果を利用して作成された
ガイドライン等、もしくはガイドラインに引用された論文報告、革新的な病態機序の解
明、医師主導治験へのステップアップ、企業導出につなげる。
(研究成果の科学誌への論文掲載 インパクトファクター5以上 100 件以上)
【期待されるアウトカム】(※)
<医薬品 PJ>
シーズの企業への導出 1件以上
<ゲノム・データ基盤 PJ>
臨床的に実用可能なバイオマーカー等の開発件数 1件以上
<疾患基礎研究 PJ>
シーズの他の統合 PJ や企業への導出件数 1件以上
(※)医療分野研究開発推進計画(令和2年3月 27 日決定、令和3年4月6日一部変更)を元に記載。

(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
<医薬品 PJ>
【課題名】高機能性脂質代謝物を用いたアレルギー性皮膚炎制御法の開発(令和元~3
年度)
【概要】抗アレルギー、抗炎症活性を有する脂質代謝物を対象に、動物モデルを用いて
アレルギー性皮膚炎に対する薬物・安全性評価や作用機序解明を行った。
【成果の活用】ポストバイオティクスの産生における腸内細菌と食事の関係を明らかに
し、健康状態や病態と結びつけることで、個人ごとに最適な栄養指導や医療を提供す
る個別化/層別化栄養・医療の実現が期待される。
<ゲノム・データ基盤 PJ>
【課題名】全ゲノム・一細胞シークエンス統合解析による関節リウマチの病態層別化と
個別化医療実装(令和5~7年度)
【概要】11 の自己免疫疾患の患者を対象に免疫フェノタイプ分類を行い、自己免疫疾患
や免疫細胞が構成するネットワークを明らかにした。また患者層別化解析を行い、治
療反応性との関連、間質性肺疾患と免疫細胞の関わりを明らかにした。
【成果の活用】免疫フェノタイプ分類による患者層別化が可能となることにより、将来
的な個別化医療の社会実装への第一歩となることが期待される。
<疾患基礎研究 PJ>
【課題名】乳児期発症のアトピー性皮膚炎の予後を追跡しアレルギーマーチへの診療の
影響と危険因子を探索する前向きコホート研究(令和2~4年度)
【概要】食物アレルギー発症率の高い乳児期早期発症のアトピー性皮膚炎患者において
早期の積極的治療により鶏卵アレルギー発症予防が可能となることを明らかにした。
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