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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (68 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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レシジョン・メディシン(遺伝情報等に基づく精密医療)を発展させる。
【課題名】ドラッグ・リポジショニングによる新規気分安定薬の開発
【概要】既に広く用いられ安全性が確認されている降圧薬アムロジピンの光学異性体
の、ドラッグ・リポジショニングによる気分安定薬としての臨床応用を目指して、前
臨床および臨床 POC を得る。
【成果の活用】ミトコンドリアを介して細胞内 Ca2+濃度を低下させる気分安定薬を開発
するという独創的な試みであり、R-アムロジピンが気分安定薬として効果を持つこと
が実証されれば、副作用の極めて少ない気分安定薬が実現し、気分障害患者の生活の
質の向上にも繋がる。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】精神疾患における薬物療法又は医療機器の社会実装に関する研究開発
【概要】新規薬物療法の研究開発に加え、既存薬物のドラッグ・リポジショニング研究
やプレシジョン・メディシンに資する薬物療法の最適化研究を推進する。さらに、医
療機器(SaMD や医療機器プログラムも含む)の社会実装に資する研究も推進する。
【成果の活用】精神疾患に関する薬物療法や医療機器の社会実装を促進する。
【課題名】精神医療における客観的診断法の確立と、治療の最適化に関する研究
【概要】現時点である程度臨床で活用できる指標を用いて、プレシジョン・メディシン
に資する研究を行う。
【成果の活用】疾患異種性を克服しうる、個人の特性を踏まえた、治療法の最適化や治
療効果予測を確立する。
【課題名】心の健康づくり等に資する研究開発の推進
【概要】精神療法やリハビリ等の心理社会的介入手法は多岐にわたり、一定の効果も検
証されているが、どのようにこれらの手法を組み合わせることで、就労・就学、QOL 向
上などの社会的転帰を改善するのか、十分な検証は行われていない。そこで、包括的
な治療・介入プログラムを開発し、大規模な検証を行う。
【成果の活用】社会的転帰を改善するために、新たな心理社会的治療や、包括的な治療・
介入プログラムを開発し、大規模な検証により、社会実装する。
【課題名】精神疾患や発達障害における早期発見、新規治療・支援法等に関する研究プ
ロトコル開発
【概要】精神疾患(物質関連及び嗜癖性疾患、高次脳機能障害等を含む)や発達障害の
発症予防や早期発見、新規治療法に関する研究プロトコル、または、当事者やその家
族に対する新たな心理社会的治療や介入方法、支援プログラム(復職支援を含む)等
の研究プロトコル等を開発し、検証研究へと進展させる。
【成果の活用】精神疾患・発達障害の発症予防、早期発見、早期治療・支援を図るため
の研究開発、また物質関連及び嗜癖性疾患の治療回復に資する研究開発に繋げる。
【課題名】精神疾患や発達障害における発症予防、早期発見、新規治療・支援法等に関
する研究開発
【概要】精神疾患(物質関連及び嗜癖性疾患、高次脳機能障害等を含む)や発達障害の
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