【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (80 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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① 重要分野の戦略的な推進
(健康・医療)
・健康・医療研究の成果を中長期的に創出し続けるためには、基礎研究の再興が必
須である。若手研究者が研究に専念できる環境を整備するとともに、研究支援人
材の確保や若手研究者向けの競争的研究費の充実等に取り組む。
・感染症有事に備えるため、ワクチン研究開発の戦略的な推進及びシミュレーショ
ンを実施する。また、感染症の科学的知見の創出や危機対応医薬品等の研究開発・
実用化を実行できる環境を確立するとともに、その中核となる国立健康危機管理
研究機構の 2025 年4月の設立に向けた体制整備を一層加速させる。
別添 Society 5.0 の実現に向けた科学技術・イノベーション政策
1. 国民の安全と安心を確保する持続可能で強靱な社会への変革
(3) レジリエントで安全・安心な社会の構築
【科学技術・イノベーション政策において目指す主要な数値目標】(主要指標)
・生物学的脅威に対する対応力強化:2021 年度より感染症にかかる情報集約・分析・
提供のためのシステムを強化し、随時情報集約を実施。2022 年度より、研究者の分
析に基づくリスクコミュニケーションのための情報を提供
④ 新たな生物学的な脅威への対応
今後の取組方針
・ 今後もEOCにおいて大規模イベント及び健康危機発生時における感染症に係
る情報集約・分析・情報提供等を継続的に実施。引き続き、感染症危機管理情報
について、厚生労働省、内閣感染症危機管理統括庁、国立国際医療研究センター
との情報共有を着実に実施。
・ 2025 年4月の国立健康危機管理研究機構の創設に向け、引き続き所要の対応を
実施。
・ 我が国の感染症危機管理能力の抜本的強化のため、新機構の中核的機能となる
感染症危機管理の専門人材の育成、感染症臨床研究ネットワークの構築、感染症
に関するインテリジェンス機能の強化等については、それぞれ、2024 年度に事業
を実施予定。また、2024 年度に設置された感染症インテリジェンスハブにおい
て、戦略的な感染症情報の収集・リスク評価の運用体制を構築しており、今後の
国内の感染症対策に生かしていく。
・ 上市後の買い上げ等を含む製薬関係企業等を対象としたプル型研究開発支援等
と公衆衛生対策のための医薬品確保の在り方について検討を進める。
4. 官民連携による分野別戦略の推進
(6)健康・医療
(戦略的に取り組むべき応用分野)
今後の取組方針
<ワクチン開発等の感染症対策>
・ 有事の際に速やかに感染症インテリジェンスに資する情報収集・分析結果が効率
的に集約されるよう、平時から国内外の関係機関等との人的・組織的な関係性を築
き連携体制の強化を図り、幅広い感染症に対する基礎的研究と人材確保を実施。
・ 新型コロナウイルス感染症のワクチンについては、引き続き、変異株ウイルスに
対応する国産ワクチンが早期に実用化されるよう、必要な支援を実施する。
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