よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (131 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

プロジェクト(PJ)名

研究事業名
主管部局・課室名
AMED担当部・課名
省内関係部局・課室名

疾患基礎研究 PJ

慢性の痛み解明研究事業
健康・生活衛生局難病対策課
疾患基礎研究事業部 疾患基礎研究課
なし

当初予算額(千円)


令和4年度
64,280

令和5年度
63,480

令和6年度
63,480

実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
厚生労働省の国民生活基礎調査によれば、多くの国民が慢性の痛みを抱えており、それ
が生活の質の低下を来す一因となっている。痛みは主観的な体験の表現であるために客
観的な評価が難しく、併せて適切な慢性疼痛に対する治療法も十分に確立していない。
「今後の慢性の痛み対策について(提言)」(平成 22 年 9 月、慢性の痛みに関する検討
会)に基づき、慢性の難治性疼痛の病態や機序を解明するとともに、痛みの客観的評価
法や新規疼痛治療法を開発し、各個人が抱える痛みの問題を解決することで、生活の質
を向上させる必要がある。
【事業目標】
①「今後の慢性の痛み対策について(提言)」に記載された3種類の慢性の痛み、すなわ
ち、患者数の多い既知の疾患に伴う慢性の痛み、原因や病態が十分に解明されていな
い慢性の痛み、機能的要因により引き起こされる慢性の痛みについて、病態の解明等
の基礎的な研究、評価法等の開発につなげる研究、及び客観的な評価法や効果的な治
療法の開発を行う。
②慢性の痛みについて分野・領域横断的な研究開発を行い、エビデンスの創出、構築を
推進し、労働力の維持・向上、共助社会・共生社会づくり等の一端を担う研究開発を
目指す。
【研究のスコープ】
・慢性の痛みに対する客観的な評価法の開発
・慢性の痛みに対する効果的な治療法の開発
・慢性の痛みに対するエビデンス構築
・慢性の痛みに対するトランスレーショナルリサーチによる病態の解明
【期待されるアウトプット】(※)
(令和2年度~令和6年度)
研究成果の科学誌への論文掲載(IF5以上)
2件以上
研究成果の科学誌(IF5未満等の他の科学誌) 5件以上
関連特許出願
1件以上
【期待されるアウトカム】(※)
シーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出件数
1件
上記の事業成果の導出により、患者の QOL の向上に貢献する。また、慢性の痛みの評価
指標の構築および治療の最適化を目指すことで、将来的な慢性の痛みを理由とする労働
127