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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (75 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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国内での市中感染が認められる感染症に対する予防・診断・治療法の開発研究
【期待されるアウトプット】(※)
得られた病原体(インフルエンザ、デング熱、下痢症感染症、薬剤耐性菌)の全ゲ
ノムデータベース等を基にした、薬剤ターゲット部位の特定及び新たな迅速診断法
等の開発・実用化
既存ワクチンの改良及び実用化、ノロウイルス等の我が国の公衆衛生対策上重要な
様々な疾患に対応するワクチンに関する臨床研究及び治験の実施並びに薬事承認の
申請
ワクチンの実用化及び予防接種の評価、新たな抗菌薬・抗ウイルス薬等の開発
WHO、諸外国と連携したポリオ、麻疹などの感染症の根絶・排除の達成(結核につい
ては 2050 年までの達成目標)
シーズ研究に関する指標
非臨床 POC の取得件数 10 件
実用化に関する指標
臨床 POC の取得件数1件
新たなモダリティや先進的な創薬手法に関する指標
創薬等の効率化に資する先進手法の開発推進
【期待されるアウトカム】(※)
上記のような事業成果の導出(アウトプット)により、感染症対策を総合的に推進し、
国民の健康を守る。
実用化に資する指標
シーズの企業への導出件数1件
薬事承認件数(新薬、適応拡大)1件
研究成果を活用した臨床試験・治験への移行
新たなモダリティや先進的な創薬手法に関する指標
創薬等の効率化に資する先進手法の企業導出件数1件
(※)医療分野研究開発推進計画(令和2年3月 27 日決定、令和3年4月6日一部変更)を元に記載。

(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】次世代 COVID-19 低分子経口治療薬の研究開発(令和4~5年度)
【概要】COVID-19 感染症に対する新規 3CL プロテアーゼ阻害薬として、非臨床試験にお
いて高い抗ウイルス効果が認められ、かつ安全性に懸念は認められない新たな経口治療
薬を開発した。
【成果の活用】上記の試験成績等をもって、第1相臨床試験を開始した。
【課題名】薬剤耐性糸状菌真菌症の制御に向けた検査薬・治療薬の研究開発(令和4年
度終了)
【概要】アスペルギルス症の迅速診断法の開発へ向けて、菌体成分及び宿主因子を標的
とした抗体の作製に成功した。現在検出系の改良を継続しており、臨床検体を用いた精
度評価の準備を進めている。
【成果の活用】企業と共同研究開発契約を締結し、共同開発を開始した。
【課題名】結核菌の潜伏感染機構を模倣した革新的抗結核ファージ製剤の開発(令和4
年度終了)
【概要】結核ファージ改良法を独自に開発し、細胞内寄生細菌を高効率に殺菌可能なフ
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