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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (142 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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・代謝性肝疾患の病態解明等に関する研究
・肝発がんの予防等に関する研究
【期待されるアウトプット】(※)
・医薬品プロジェクト
非臨床 POC の取得件数 1件
・ゲノム・データ基盤プロジェクト
研究成果の科学誌への論文掲載状況 インパクトファクター5以上
新たな疾患発症メカニズム解明件数 1件
新たな疾患関連遺伝子・薬剤関連遺伝子の同定数 1件
・疾患基礎研究プロジェクト
研究成果の科学誌への論文掲載状況
インパクトファクター5以上:85 件
【期待されるアウトカム】(※)
<医薬品プロジェクト>
薬事承認件数(新薬、適応拡大)1件
<ゲノム・データ基盤プロジェクト>
臨床的に実用可能なバイオマーカー等の開発件数 2件
<疾患基礎研究プロジェクト>
シーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出件数 2件

3件

(※)医療分野研究開発推進計画(令和2年3月 27 日決定、令和3年4月6日一部変更)を元に記載。

(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
① 臨床研究・治験に移行した研究開発(令和3~4年度)0件
② 承認申請・承認等に至った研究開発(令和3~4年度)0件
③ 特許申請・登録等に至った研究開発 31 件
*期間平成 31 年4月~令和2年 12 月
④ 基礎から実用化までの切れ目のない支援の実施(令和3~4年度)5件
【課題名】B型肝炎患者のドラッグフリーを目指した免疫治療法の開発(令和5年度終
了)
【概要】HBs 抗原の減少・消失を目的に、B型肝炎に対する国内未承認ワクチン NASVAC
(Hbs-S 抗原及び HBc 抗原のワクチン)及び遺伝子型 C、D のタンパク質を提示するハ
イブリッド型抗原である HBs-Lh 抗原を用いたワクチン開発が進められている。NASVAC
に増粘剤(CVP:carboxyl vinyl polymer)を混和し CVP-NASVAC とすると治療効果が
向上することが示されている。また、HBs-Lh 抗原は CVP-NASVAC で使用している HBsS 抗原と比較して HBs 抗体の誘導能が高いこと、HBs-Lh 抗原で免疫されたマウスの血
清は全ての遺伝子型の HBV を中和することを証明した。
【成果の活用】これまでの検討で、HBs-Lh 抗原はより治療効果の高い治療ワクチン抗原
となりうることから、同抗原+HBc 抗原+CVP による新しい経鼻治療ワクチン抗原を開
発する。HBs-Lh 抗原に対し HBc 抗原は非 GMP 製造段階であるため、今後、GMP 製造用
の製造技術を開発し、GMP グレードの HBc 抗原を作成し、臨床試験へ展開していく。
【課題名】NS2 を標的とする新規C型肝炎ウイルス阻害剤の開発(令和5年度終了)
【概要】C型肝炎は直接作用型抗ウイルス薬(DAA)が登場して飲み薬で治せる時代にな
ったが、最新の DAA においても治療不成功例また難治症例は存在する。これまでの DAA、
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