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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (109 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
【新しい資本主義の グランドデザイン及び実行計画】
(令和6年6月 21 日閣議決定)
Ⅴ.5.③ⅰ)生体・生活データを利用した予防・重症化予防・健康づくりの推進
国民の主体的な予防・重症化予防・健康づくり、データヘルスの推進のため、アプ
リやウェアラブル・デバイス等で把握する生体・生活データに基づき、食生活、運動、
受診のアドバイス等を通じ生活習慣の改善や病気の予防・重症化予防を図る実証プロ
ジェクトを実施する。その際、民間 PHR(Personal Health Record)サービスが提供
するライフログデータ(歩数や睡眠等)の標準化を進め、上記の実証プロジェクト等
の生体・生活データと連携して医療機関が受診勧奨や受診時の効率的な検査・診療に
活用できる環境を整備する。
【経済財政運営と改革の基本方針 2022】(令和4年6月7日閣議決定)
第3章 3.(1)全世代型社会保障の構築(抜粋)
(予防・重症化予防・健康づくりの推進) 健康寿命を延伸し、生涯活躍社会を実現する
ため、減塩等の推進における民間企業との 連携、望まない受動喫煙対策を推進する
とともに、がん検診の受診率の向上にも資するよ う、第3期データヘルス計画に基
づき保険者と事業主の連携(コラボヘルス)の深化を図 り、また、予防・重症化予
防・健康づくりに関する大規模実証研究事業の活用などにより 保健事業やヘルスケ
アサービスの創出を推進し、得られたエビデンスの社会実装に向けた AMEDの機
能強化を行う。元気な高齢者の増加と要介護認定率の低下に向け、総合事業 の充実
により、地域の多様な主体による柔軟なサービス提供を通じた効果的な介護予防に
向けた取組を推進するとともに、エビデンスに基づく科学的介護を推進し、医療と介
護の 間で適切なケアサイクルの確立を図る。また、ウェアラブルデバイスに記録さ
れるライフ ログデータ(睡眠・歩数等)を含むPHRについて、医療や介護との連携
も視野に活用を 図るとともに、民間団体による健康づくりサービスの「質の見える
化」を推進する
【健康・医療戦略(第2期)】(令和2年3月 27 日閣議決定、令和3年4月9日一部
変更)
2.2.1 健康・医療をめぐる我が国の現状(抜粋)
我が国では、(中略)平均寿命は年々延びて男女ともに世界最高水準に達しており、
高齢化率(65 歳以上人口割合)は、(中略)2018 年には 28.1%に達するなどますま
す高齢化が進展している。健康寿命と平均寿命との差、すなわち疾病などの健康上の
理由により日常生活に制限のある不健康期間は、2010 年から 2016 年の間に男女とも
に約 0.3 年が短縮されたものの、依然として 10 年近くの期間を占めており、更なる
短縮に向けた取組が望まれる。(中略)診断・治療に加えて予防の重要性が増すと同
時に、罹患しても日常生活に出来るだけ制限を受けずに生活していく、すなわち、疾
病と共生していくための取組を車の両輪として講じていくことが望まれている。予防
については、二次予防(疾病の早期発見、早期治療)、三次予防(疾病が発症した後、
必要な治療を受け、機能の維持・回復を図るとともに再発・合併症を予防すること)
に留まらず、一次予防(生活習慣を改善して健康を増進し、生活習慣病等を予防する
こと)も併せて取り組むべきであることが指摘されている
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