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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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下の成果を目指す。
<ゲノム・データ基盤 PJ>(令和2年度~令和6年度)
・研究成果の科学誌(インパクトファクター5以上)への論文掲載件数 60 件
・研究成果の科学誌(インパクトファクター5未満等の他の科学誌)への論文掲載状
況(管理指標)
・新たな疾患関連遺伝子・薬剤関連遺伝子の同定数 1件
<医薬品 PJ>(令和6年度~令和 10 年度)
・非臨床 POC の取得件数:1件以上
【期待されるアウトカム】(※)
認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等に関す
るエビデンスの提供を行うことにより、早期診断・重症度判定に有用なバイオマーカー
が得られるとともに、今まで困難を極めていた認知症疾患修飾薬の臨床治験の迅速化が
期待される。
<疾患基礎研究 PJ>(令和2年度~令和6年度)
・シーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出件数:1件以上
<医薬品 PJ>(令和6年度~令和 10 年度)
・シーズの企業への導出件数:1件以上
(※)医療分野研究開発推進計画(令和2年3月 27 日決定、令和3年4月6日一部変更)を元に記載。

(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】
「認知症プレクリニカル期(※1)
・プロドローマル期(※2)を対象とする
トライアルレディコホート(J-TRC)構築研究」(令和元年度~5年度終了)
【概要】インターネットを介して参加可能な J-TRC ウェブスタディ(WS)に広く参加を
募り、来院で PET 検査等を含む J-TRC オンサイト研究(OS)に招聘し、アミロイドリ
スク増大の疑われる参加者には希望に応じ治験を紹介する。研究参加を推進し、令和
6年3月 11 日までに、ウェブスタディに総計 14,106 名、オンサイト研究に累計 681
名を登録した。
【成果の活用】このシステムにより、リクルートが難しいとされるアルツハイマー病の
プレクリニカル期を効率よく登録することが可能となり、さらにオンサイト研究によ
る絞り込みを行うことで、疾患修飾薬等の治験を効率よく進めることが可能となっ
た。
【課題名】「多施設連携プラットフォーム(MABB)を基盤にした各種認知症性疾患に対す
る日本発の包括的な診断・層別化バイオマーカーシステムの確立」(令和3年度~令
和7年度継続中)、
「大規模前向きコホートデータを基盤とした認知症のゲノム・脳画
像研究」(令和3年度~令和7年度継続中)
【概要】
地域住民コホートでのバイオマーカーの検証は、実臨床におけるバイオマーカー実用
化に向けての必要なステップであり、令和4年度調整費の措置により、過去 10 年間
における認知機能や脳画像も含めた追跡情報を備えた地域住民を対象にした前向き
コホート被験者の保存血漿サンプルを用いて、認知症、特にアルツハイマー病(AD)の
多項目バイオマーカー(ATN)を網羅的に測定し、リアルワールドにおけるバイオマー
カーの変動と環境要因、ゲノム情報、認知機能、脳萎縮等との関連を縦断的に解析し
た。
【成果の活用】
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