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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (127 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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プロジェクト(PJ)名

研究事業名
主管部局・課室名
AMED担当部・課名
省内関係部局・課室名

ゲノム・データ基盤 PJ

移植医療技術開発研究事業
健康・生活衛生局難病対策課移植医療対策推進室
ゲノム・データ基盤事業部 医療技術研究開発課
なし

当初予算額(千円)


令和4年度
105,879

令和5年度
104,563

令和6年度
104,563

実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
〈臓器・組織移植分野〉
脳死下での臓器提供数は年々増加しているが、移植希望者数と比較して十分ではな
く、限られたドナーソースを有効に用いることでより多くの臓器提供につなげる必要が
ある。また、術後早期から長期にわたる移植関連合併症や移植片廃絶が未だ課題として
あげられる。
〈造血幹細胞移植分野〉
医療技術の進歩により造血幹細胞移植の予後が改善しているが、感染症、移植片対宿
主病(GVHD)等の移植関連合併症や移植後再発の課題は依然として残っている。また、
生存している患者についても、移植後合併症のため QOL が低下する等の問題がある。
【事業目標】
移植患者の治療成績向上に資する、原疾患や合併症に対する検査や治療の最適化及び開
発のための研究を進める。
【研究のスコープ】
・新たな移植片保存法、増幅法、デバイス等の技術開発
・国内外のレジストリデータの検証や移植後免疫学的特性の解析に基づく原疾患と合併
症の病態解明、予防・治療法の開発
・新規技術による移植法の改良や移植後合併症、再発の予防・治療法の開発及び最適化
【期待されるアウトプット】(※)
〈臓器・組織移植分野〉
臓器摘出-臓器移植が施行された患者や移植待機中の患者に関する医療情報と、各患
者から採取・保存された試料を用いて集積された遺伝子情報等の関連を解析することに
よって、移植後免疫にかかる病態の解明や摘出臓器の機能障害の進展防止等の技術の開
発の基盤となる。
〈造血幹細胞移植分野〉
骨髄・末梢血幹細胞・臍帯血それぞれについて、移植に係る医療情報を解析することに
よって、適切なドナー選択基準や移植後に生じる致死的合併症、移植後再発の予防法、
治療法等を開発するための成果を得る。
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