【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (153 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
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研究事業名
ゲノム・データ基盤 PJ
「統合医療」に係る医療の質向上・科学的根拠収集
研究事業
主管部局・課室名
AMED担当部・課名
省内関係部局・課室名
医政局総務課
ゲノム・データ基盤事業部 医療技術研究開発課
当初予算額(千円)
Ⅰ
令和4年度
113,932
令和5年度
112,515
令和6年度
107,515
実施方針の骨子
1 研究事業の概要
(1)研究事業の目的・目標
【背景】
「統合医療」については、科学的根拠が十分でないものが含まれているとの指摘もあ
ることから、これまで厚生労働科学研究費等において、実態の把握と新たな知見の創出
のための研究が進められてきた。このような中、平成 24 年3月から設置された「『統合
医療』のあり方に関する検討会」が平成 25 年2月にとりまとめた「これまでの議論の
整理」において、
「近代西洋医学を前提として、これに相補・代替療法や伝統医学などを
組み合わせてさらに QOL を向上させる医療であり、医師主導で行うものであって、場合
により多職種が協働して行うもの」と定義されている。
「統合医療」は、その療法が多種多様であるがゆえに、患者・国民や医療界において
未だ共通認識が確立していない状況にあるため、安全性・有効性等に関する科学的知見
の集積を図り、必要な情報を広く発信し、患者・国民及び医療従事者が各種療法を適切
に選択できるようにすることが求められている。
【事業目標】
国民の健康保持や治療・予防法の選択肢、及び医療従事者が選択しうる予防・診断・
治療法等の範囲を拡大するとともに医療の質の向上を図ることを目的として、統合医療
における漢方、鍼灸及び各種療法に関する研究を推進することによって、安全性・有効
性等の観点から科学的根拠に基づく新たな質の高い臨床研究への展開に資する知見を
創出し、その成果を患者・国民及び医療従事者などに還元することを目標とする。
【研究のスコープ】
• 科学的根拠の収集
漢方、鍼灸および各種療法に関する安全性・有効性等の科学的根拠を収集する。
• 新たな科学的知見の創出
漢方、鍼灸および各種療法に関する新たな科学的知見を創出し、バイオマーカー等の
開発などを推進する。また、質の高いエビデンスの構築に結びつく POC の取得を目指
した研究を支援する。
• 用語や規格等の標準化
用語・規格等の標準化を進め、科学的知見の創出に向けた基盤整備を推進する。
• 利用実態等の把握
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