【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (72 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
低下)や二次障害への介入プログラムの確立や家族や支援者による持続可能な地域包括
支援システムの確立を目指す。
②障害児・者とその家族が直面する機能や活動性の向上、参加の促進などの課題克服を
目指した新規介入方法等の開発を目指す。
③シーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出件数 1 件
④臨床的に実用可能なバイオマーカー等の開発件数 1 件
⑤疾患の原因となる遺伝子変異に基づく新規の診断・治療法の開発件数 1 件
(※)医療分野研究開発推進計画(令和2年3月 27 日決定、令和3年4月6日一部変更)を元に記載。
(2)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】疑似運動刺激を利用して重度肢体不自由児に生じる二次障害を最小化するリ
ハビリテーションのシステム構築と機器開発(令和5年度終了)
【概要】ラットを用いた実験とヒト成人を対象とした臨床試験にて、適度な振動により
頭部(脳)に伝わる適度な物理的衝撃が高血圧改善をもたらすメカニズムを発見した。
【成果の活用】重度肢体不自由児の二次障害に対するリハビリテーションへの応用が期
待される。
【課題名】ロービジョンの患者を対象とした読書困難に関する実態調査と、多様な読書
評価を可能にするアプリの開発(令和2年度に終了)
【概要】ロービジョン支援に重要な視力検査 MNREAD(意味のある文章を読んで読みやす
い文字の大きさや読書速度を測定)の日本語版を開発し、iPad アプリをリリースした。
【成果の活用】視力検査 MNREAD の日本語版を開発し、ロービジョンケア推進を通じて
障害者施策に寄与した。
2 令和7年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】災害時における身体及び知的障害児・者の避難及び避難先での生活・健康維
持に関する支援方法の開発と実用化促進
【概要】災害時に生活機能と健康状態の維持に多様な人的・物的支援が必要な身体障害
者への支援計画の策定は喫緊の課題である。そこで身体障害者の生活・健康維持に必要
な代替支援手段の選定を効率化するアセスメントシステムを開発する。
【成果の活用】特に地域でのボトムアップ型の個別支援手法の確立と共に、行政データ
を活用したトップダウン型の支援プロセスの提案と実証を推進する。
【課題名】災害時における感覚器障害者の援助要請手段と効果的な支援提供を実現する
双方向連携システムの開発と社会実装にむけた効果検証
【概要】障害者が生活場面において、容易に援助要請できる手段と、支援者が要請に応
じて効果的な支援を提供できる、ICT 等を駆使した双方向性の情報連携システムととも
に、移動手段の確保なども一体化した支援システムの開発を行う。
【成果の活用】特に独居生活や高齢家族との生活環境下にある障害者においても容易に
利用可能な、汎用性のあるシステムを開発し、実用化を促進する。
68