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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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2 令和7年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【課題名】
バイオデザインアプローチを用いた開発途上国・新興国の公衆衛生の課題解決に貢
献する医療機器開発サポートシステム「グローバル・バイオデザイン」の確立
【概要】
近年、急増する人口や堅調な経済成長などを背景に「最後のフロンティア」とも呼
ばれるアフリカに世界が注目しており、我が国も令和元年6月に健康・医療戦略推進
本部で「アフリカ健康構想基本方針」を打ち出し、同構想の推進に向けた様々な事業
を実施している。その一環としてこれまでに、アフリカ6カ国(※)とヘルスケア・
健康分野における協力覚書(MOC)を締結し、アフリカにおける我が国の医療の展開に
資する環境の整備に取り組んできた。
一方、アフリカ市場の複雑性・不透明性から、アフリカを対象とした研究開発課題
は未だ1件しか採択されておらず、引き続きアフリカにおける課題の採択数の増加に
向けた取り組みを推進していく必要がある。また、令和7年度は、令和 6 年度から新
たに導入したアフリカ対象研究開発課題「アフリカにおける医療技術等実用化研究」
において社会状況調査及びネットワーク形成を踏まえたニーズ探索及びコンセプト
設計を行う段階である。この段階において、アフリカのニーズに真に寄り添ったコン
セプト設計を行うための基盤の構築も必要である。
こうした課題に対応するため、開発サポート機関の体制強化によるアフリカ向け医
療機器開発に係る施策の拡充を図るため、増額を要求する。令和7年度に新たに検討
する施策は以下の通りである。
アフリカ覚書締結国等におけるネットワーク構築の促進(現地保健省庁・医療機関・
アカデミア・企業・日本の関係機関等)及び将来的な共同開発研究の検討
アフリカ研究開発課題における認証や調達も見据えた支援の検討
現地での薬事承認に向けた規制当局との調整・交渉や薬事承認に向けた医学的エ
ビデンス創出のための戦略構築等
TICAD9(第 9 回アフリカ開発会議)に向けた本事業に関連する企画の立案・実行
その他、令和6年度採択予定のアフリカ向け研究開発課題における経験、ノウハウ
を踏まえた機能強化、等
(※)アフリカ地域6カ国との覚書締結:
ケニア 2021 年 12 月
ガーナ・ザンビア・ウガンダ・タンザニア・セネガル 2019 年8月
【成果の活用】
アフリカでのネットワーク構築を推進し、関係機関と連携しながらアフリカのニー
ズに真に寄り添ったコンセプト設計を行い、製品開発力の強化へとつなげる。
(2)新規研究課題として優先的に推進する研究課題の概要、及び期待される研究成果の政
策等への活用又は実用化に向けた取組
【研究領域】
「開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業」の出口戦略
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