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【資料2】令和8年度研究事業実施方針作成のための意見伺い(AMED研究) (107 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57788.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第144回 5/14)《厚生労働省》
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尿病の発症や病態に重要な役割を果たしていることを示しており、肥満に共通する分
子メカニズムとして新たな治療への応用が期待される。
〈医療機器・ヘルスケア PJ〉
【課題名】心血管疾患に対する、運動支援プログラムに関する研究開発(令和6年度終
了)
【概要】身体活動に対する動機付けのあるフィードバックを提供する医療機器プログラ
ム(運動支援プログラム)のプロトタイプが完成した。PMDA 相談、各研究期間の IRB
を経て、2023 年 10 月より RCT を開始した。
【成果の活用】心血管疾患に対する運動支援プログラムによって、個人的な目標設定を
行いながら行動の自己モニタリングを実施し かつユーザーに有効な動機付けのあ
るフィードバックし、運動耐容能を増加させ、QOL 改善、心不全入院抑制へつなげる。

2 令和7年度に推進する研究課題
(1)継続研究課題のうち優先的に推進する研究課題(増額要求等する課題)の概要、及び
期待される研究成果の政策等への活用又は実用化に向けた取組
【ゲノム・データ基盤 PJ】
【課題名】日本人の食生活に特徴的な食事パターンと栄養素が健康アウトカムに及ぼす
因果効果の推定:国内外ゲノムコホートを利用したメンデルランダム化研究(令和6
年度継続中)
【概要】日本食パターンおよび特徴的な栄養素を国内外ゲノムコホートで分析、メンデ
ルランダム化(遺伝子変異を自然のランダム化と見なすことで、観察研究の課題であ
った交絡の問題を解消する手法)による因果関係のエビデンスを創出する。
【成果の活用】日本人に特徴的な食事パターン・栄養素が心血管・腎リスクに与える因
果効果のエビデンスに基づいて、デジタル栄養指導プログラムを実装する。
【課題名】保健医療データベース利用による行動変容に向けたフィードバック手法の開
発(令和6年度継続中)
【概要】自治体保有の保健医療データベースを活用し,行動変容に効果的なフィードバ
ックを開発する。エビデンスとナッジ理論に基づくフィードバック手法を開発し、RCT
によりその有効性を明らかにする。
【成果の活用】:行動変容を促す上で効果的なフィードバック方法が明らかとなり、全
国自治体への横展開につなげる。
【疾患基礎研究 PJ】
【課題名】正常な腸内細菌叢により維持される免疫細胞の機能を用いた肥満の病態制御
に関する研究開発(令和6年度継続中)※若手育成枠
【概要】肥満の病態において、正常な腸内細菌叢とその代謝物により維持される免疫細
胞の機能を保存する方法を開発する。
【成果の活用】正常な状態で免疫細胞が果たす機能を病態でも維持する「肥満抵抗性免
疫細胞の活用」により、肥満および肥満に伴う健康障害を抑制する新たな健康維持が
可能になる。
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