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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (99 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等

年度評価

項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

診療を行った。看護師と社会福祉士は、介
護や受診についての相談を受けた。心理療
法士がもの忘れ外来を受診した患者の予診
をとると同時に、臨床研究・治験推進室と
も連携して認知症関係の治験や臨床試験の
参加基準をクリアしているかどうかスクリ
ーニングすることで、治験・臨床研究への
リクルートを促進した。令和6年度もの忘
れ外来の新規受診者総数は514件、専門医療
相談は783件(電話419件、面接349件、その
他15件)であった。認知症を呈する一般科
の入院患者に対しては、医師、看護師、社
会福祉士、薬剤師などからなる認知症ケア
回診を定期的(週に1回)に行い、令和6年
度の介入件数は4,820件、総診療点数
247,042点であった。認知症カフェ「オレン
ジカフェ」を院内で月1回ハイブリッドで
開催し、医師、心理療法士、看護師が参加
し、当院で行われている臨床研究や治験に
ついても情報提供を行い、のべ267名が参加
した。令和5年12月20日にアルツハイマー
病に対する初の疾患修飾薬である抗アミロ
イドβ(Aβ)抗体薬が発売されて以降、薬
剤部、放射線診療部、臨床検査部、看護部
、医療連携福祉部等との連携のもとで、抗A
β抗体薬を投与するための診療・検査体制
の整備を継続的に行っている。最適使用推
進ガイドラインを遵守しながら安全に抗Aβ
抗体薬を投与できるよう、抗Aβ抗体薬の導
入や再開、継続の可否について合議形式で
決定するための抗アミロイド抗体薬委員会
を運営し、コーディネーターを設置してい
る。令和6年1月からレカネマブ(商品名
レケンビ)の投与を開始し、令和7年3月
末までに23名に投与している。令和7年2
月6日からドナネマブ(商品名ケサンラ)
の投与を開始し、令和7年3月末までに5
名に投与している。令和5年2月から、認
知症センター、身体リハビリテーション部
、精神リハビリテーション部が共同で、軽
度認知障害患者を対象とした認知機能低下
・進行予防のためのリハビリテーションプ
ログラムを行っている。プログラムの内容
を講話、身体評価と運動、レクリエーショ
ンとし、名称を「脳とからだのいきいき健
康プログラム」に変更した。令和6年度は
3クール(1クール全7回、週1回、定員
10名)実施し、患者25名とその家族が参加
した。
(11)嚥下障害リサーチセンター
令和6年度は、嚥下造影検査241件、嚥下
内視鏡165件を実施した。また、論文2本、
学会発表3件、講演9件、市民社会への貢献3
回、専門教育への貢献7件、診療ガイドライ
ン委員2件、患者向けパンフレット作成2
本、多施設共同研究2件を実施した。また、

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自己評価