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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (65 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等

年度評価

項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

働する「双極症を対象にした抗精神病薬ルラ
シドンの追加投与による認知機能増強効果に
関する無作為化試験」のデータを集積してい
る。令和6年度には、双極症の認知機能障害
に関する研究の促進のためのデータベース構
築を目的とした国際的コンソーシアム(ICON
IC-BD)に参加し、活動を開始した。具体的
には、「気分障害外来患者を対象とした縦断
的研究(A2021-081)」の研究計画書を改変し
、倫理委員会の承認を受けた後、同研究で得
られた双極症患者の認知機能等のデータセッ
ト30例を、メルボルン大学Tamsyn van Rheen
en博士に送付した。
(8)認知症センター
・ 国立精神・神経医療研究センターで行われて
いる認知症に関する臨床研究のハブ(中核)と
して、治験・臨床試験への参加の促進を図って
いる。構成員である心理療法士がもの忘れ外来
を受診した患者の予診をとると同時に、臨床研
究・治験推進室とも連携して認知症関係の治験
や臨床試験の参加基準をクリアしているかど
うかスクリーニングすることで、構成員がそれ
ぞれ実施している治験や臨床研究への参加者
のリクルートを促進している。
・ 認知症の早期発見・介入のための研究「ブレ
インヘルスプロジェクト小平」として、「もの
忘れチェック会」、「健康ポイント(健康マイ
レージ)」、「プレクリニカルコホート」を行
っている(塚本)。「もの忘れチェック会」は、
認知症予防講演会と認知症をチェックするテ
ストを組み合わせて行うもので、東京都小平市
との共催で年10回開催し、令和6年度は127名
が参加した。
「健康ポイント(健康マイレージ)」
では、年間の活動量と認知症の進行との関連を
計測し、歩数と認知機能変化の相関について検
討しており、令和6年度は101名が参加した。
昨年度までの半年間の運動と認知機能との相
関を調べたところ、運動前後で統計的に有意な
Test Your Memory–J (自己記入式認知機能検
査)の点数の上昇がみられた。「プレクリニカ
ルコホート」では、健常から認知症に至る過程
である前臨床期(プレクリニカル)を対象とし
たレジストリ/コホートを構築しており、もの
忘れチェック会、健康ポイントの参加者、当院
もの忘れ外来受診患者を対象にリクルートし、
新規登録、定期診察・検査を行っている。平成
29年7月から令和7年2月までに113名が登録
し、16名が臨床研究・治験に移行した。
・ 国立長寿医療研究センターが代表を務める
「血液バイオマーカーの認知症診療や検診へ
の応用」の分担研究課題として、「リアルワー
ルドにおける高齢者認知症リスク評価に血液
BMが果たす役割の検証」を行っている(塚本、
大町)。もの忘れチェック会参加者ともの忘れ
外来患者を対象に、血液バイオマーカーを測定

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自己評価