資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (20 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の視
点)、指標等
年度評価
項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
ADHDからトゥレット症への移行において炎症
が関与していることを明らかにした。Brain
Behavior Immunity & Health誌に公表した。
<英文原著論文>
Takahashi N, Kato H, Nawa Y, Ogawa S,
Tsuchiya KJ, Okada T. The role of infla
mmation in the development of tic sympto
ms in subjects with ADHD. Brain, Behavio
r, & Immunity - Health. 2025;45:100981.
(11)心的外傷後ストレス障害に対する認知処理
療法の有効性を検証するランダム化比較試験
認知処理療法が、心的外傷後ストレス障害
に対して有効であることをランダム化比較試
験によって明らかにした。本研究論文は国際
雑誌JAMA Network Openへ受理され、結果を
公表した。
<英語原著論文>
Ito M, Katayanagi A, Miyamae M, et al.
Cognitive Processing Therapy for
Posttraumatic Stress Disorder in Japan:
A Randomized Clinical Trial. JAMA Netw
Open. 2025;8(2):e2458059.
・ 次世代解析技術を活用
して次世代型統合的筋疾
患診断拠点を形成し、統
合的な臨床現場の筋疾患
診断後方支援を行うとと
もに、新たな筋疾患原因
遺伝子の同定及び分子病
態の解明の研究を継続す
る。
2. 次世代解析技術の活用による次世代型統合的筋
疾患診断拠点の形成等
次世代解析技術を活用し、次世代型統合的筋疾
患診断拠点を形成し、統合的診断サービスを提供
するとともに、新たな筋疾患原因遺伝子の同定及
び分子病態の解明を目指す。
次世代解析技術を応用し、パネル解析1,117件
、全ゲノム解析90件を施行した。
原因遺伝子変異が同定できた例については順次
主治医に報告している。
・ 統合失調症等の精神疾
患の基礎研究において、
体液中の細胞外小胞や微
量核酸の解析、遺伝子改
変モデル動物の解析等を
通じて病態の解明を目指
す。
3. 体液中の細胞外小胞や微量核酸の解析、遺伝子
改変モデル動物の解析等を通じた精神疾患の病態
解明を目指す研究
マウスで明らかとなった交絡因子の影響で、こ
れまで未解明であったものに取り組み発見した循
環血液中のmiRNAの日内変動について論文執筆中
である。またマウス血液中の細胞外小胞を対象に
miRNAを計測した既報の研究を集め、研究間での
一貫性の無さを示すためのSystematic Reviewを
行い、これも執筆中である。
さらに、人における最適な血漿採取法の研究計
画と、すでに血小板由来細胞外小胞の混入した血
漿サンプルに対する処理法と補正のためのアルゴ
リズム開発を立案し、グラントを獲得することが
できた。
本年度に得られた知見を活かし、次年度以降は
世界中のバイオバンク内の保存血漿における血小
板と血小板由来細胞外小胞の混入という課題に向
けて研究していく。
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自己評価