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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (64 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等

年度評価

項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

評を得た(402名が参加)。また、睡眠障害セ
ンターのホームページに開設した「眠りと目覚
めのコラム」の連載を継続し、情報発信を行っ
ている。
・ 統合失調症早期診断・治
療センターにおいて、認知
機能評価尺度のデータを集
積し、機能的転帰との関連
を調査することを主たる目
標とし、社会認知機能検査
に関する信頼性、妥当性の
検証や検査バッテリーの検
証を行う。臨床においては、
統合失調症患者の初期治療
を行い、市民公開講座など
を通じ、疾患教育を行う。

(6)統合失調症早期診断・治療センター


統合失調症の自閉症傾向の高さと主観的
QoLの高さの関係をみた研究をSchizophrenia
Researchにて発表 (Wada A,Yamada R,Yamada
Y,Sumiyoshi C,Hashimoto R,Matsumoto
J,Kikuchi A,Kubota R,Matsui M,Nakachi
K,Fujimaki C,Adachi L,Stickley
A,Yoshimura N,&Sumiyoshi
T(2024).Autistic trait severity in early
schizophrenia: Role in subjective
quality of life and social functioning.
Schizophr Res, 275, 131-136.
https://doi.org/10.1016/j.schres.2024.12
.003)
・ 統合失調症の記憶の組織化に基づく社会機
能の障害:福島大学と共同で個人ごとの記憶
の組織化得点を算出する方法を考案し、社会
機能との関係性に関する論文を投稿中である

・その他、精神保健研究所児童・予防医学研究
部、メディカルゲノムセンター(バイオバン
ク)、精神保健研究所精神疾患病態研究部、
精神疾患レジストリとも協調し、研究を行っ
ている。
・ 統合失調症早期診断・治療センターで得ら
れたデータを用い、表情認知の評価スケール
(J-FEST:Japanese Facial Expression
Selection Test)の妥当性の検証を表情認知
の標準的な評価スケール
JACFN:JACFEE(contemptexcluded) &
JACNEUF(randomly selected eight stimuli)
を用いて行い論文投稿準備中である。
(7)気分障害センター
専門外来である気分障害外来の受診患者数
は、令和6年度総人数は107名(うつ病30名
、双極性障害41名、その他36名)であり、そ
のうち66名はバイオバンクに登録し、バイオ
リソースの提供をしていただいた上で、1年
間のフォローアップを行っている。バイオバ
ンクとの協働により、血液サンプルなどのバ
イオリソース、脳画像データ等を収集し、臨
床的・神経生物学的指標の縦断的調査に基づ
くデータベースを構築している。気分障害外
来患者を対象とした縦断的研究、幼少期トラ
ウマとうつ症状の発現に関連する生物的マー
カーの検討(行動医学研究部との共同研究)
、気分障害外来患者におけるフレイルバイオ
マーカーの検証(国立長寿医療研究センター
との共同研究)及び、本邦を含む5か国が協

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自己評価