資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (137 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価指標
年度評価
項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
第5 財務内容の改善に関
する事項
第3 財務内容の改善に関す
る事項
第3 財務内容の改善に関す
る事項
<定量的指標>
第3
自己評価
財務内容の改善に関する事項
<評定と根拠>
評定:B
「第4 業務運営の効率化
「第2 業務運営の効率化
に関する事項」で定めた事項 に関する事項」で定めた事項
に配慮した中長期計画の予 に配慮した中長期計画の予算
算を作成し、当該予算による を作成し、当該予算による運
運営を実施することにより、 営を実施することにより、中
中長期目標の期間における 長期目標期間における期首に
期首に対する期末の財務内 対する期末の財務内容の改善
容の改善を図ること。
を図る。
1.自己収入の増加に関す
る事項
1.自己収入の増加に関する
事項
3-1
令和6年度における財務内容の改善に関する事項
に係る成果は、概ね目標水準通りであり、自己評価を
Bとしている。
<目標の内容①>
財務内容の改善のため繰越欠損金の解消に向けた
経営改善を図ることとし、令和6年度計画では総収
支は▲368百万円としている。
1.自己収入の増加に関する
事項
<評価の視点>
1.自己収入の増加に関する事項
○
精神・神経疾患等に関する
企業等との治験連携事務局 ・ 企業等との治験連携事務
医療政策を牽引していく拠 の設置、患者レジストリの構
局の設置、患者レジストリ
点としての役割を果たすた 築、GMP準拠に再構築したホッ
の構築及び改良に向けた取
め、引き続き運営費交付金以 トラボ活用による治験・臨床
組などの治験・臨床研究体
外の外部資金の積極的な導 研究体制の強化等により、運
制の強化等により、AMED等
入に努めること。
営費交付金以外の外部資金の
からの競争的資金や企業治
具体的には、企業等との治 積極的な導入に努め、国立研
験等の外部資金の獲得を更
験連携事務局の連携強化や、 究開発法人日本医療研究開発
に進める。また、精度管理の
患者レジストリ(登録システ 機構等からの競争的資金や企
条件をクリアした衛生検査
ム)の充実により、治験・臨 業 治 験 等 の 外 部 資 金 の 獲 得
所において、受託検査によ
床研究体制を強化し、国立研 を更に進める。
る収入増加を図る。
究開発法人日本医療研究開
発機構等からの競争的資金
や企業治験等の外部資金の
獲得を更に進める。
運営費交付金以
外の競争的資金や
外部資金の獲得を
進め、自己収入の
増加に努めている
か。
<目標と実績の比較>
繰越欠損金解消計画(令和3年11月策定)におい
(1)企業等からの寄附及び受託研究等の受入
て、令和6年度末の総収支を151百万円とし、繰越欠
企業等からの寄付及び受託研究等の外部資金 損金を1,928百万円とする計画を設定した。令和6年
の獲得を更に進めるため、企業等との治験連携事 度経常収支は▲402百万円、総収支は▲424百万円と
務、患者レジストリの構築及び改良、治験・臨床 なり、その結果、令和6年度末の繰越欠損金は2,378
研究体制の強化等に取り組んだ。
百万円となった。総収支が赤字であったため、繰越
欠損金を減らすことができなかったが、令和6年度
【獲得した外部資金推移】
末時点の繰越欠損金は、対計画で450百万円多い金額
となっており、計画をやや下回っている。
令和5年度
令和6年度
寄付
受託研究(企業等)
治験(企業等)
共同研究(企業等)
製剤製造受託
被験者組入支援業務受託
合計
78,163千円
26,529千円
110,376千円
346,352千円
224,367千円
187,042千円
237,947千円
261,025千円
0千円
0千円
0千円
0千円
650,853千円
820,948千円
<目標の内容②>
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)等
からの競争的資金や企業治験等の外部資金の獲得を
進める。
<目標と実績の比較>
企業からの治験等について、令和6年度は受託研
究(企業等)収入の大幅な増加等により前年度比170
※ 受託研究は、市販後調査等を含む。
百万円増の821百万円となった。また、AMED等からの
競争的資金については、前年度比46百万円の増額と
(2)競争的研究資金の獲得
なり41億円を超えた。
国立研究開発法人日本医療研究開発機構等か
らの競争的資金や厚生労働科学研究費補助金を
・競争的研究資金の獲得
はじめとした競争的研究資金について、研究所、
AMED等からの競争的資金や厚生労働科学研究
トランスレーショナルメディカルセンター、メデ
費補助金をはじめとした競争的研究資金につい
ィカル・ゲノムセンター、脳画像イメージングセ
て、研究所、トランスレーショナル・メディカル
ンター、認知行動療法センター及び病院が各研究
センター、メディカル・ゲノムセンター、脳病態
事業に対して積極的な申請を行い、令和5年度に
統合イメージングセンター、認知行動療法セン
引き続き40億円を超えた。
ター及び病院が各研究事業に対して積極的な申
請を行い、前年度より約46百万円多い、41.3億円
【競争的研究資金の獲得金額推移】
の競争的資金を獲得した。
令和5年度
令和6年度
4,085,872千円 ⇒ 4,131,174千円
【競争的研究資金の獲得金額推移】
令和5年度
令和6年度
(3)治験連携事務局、患者レジストリ活用によ
4,085,872千円
⇒
4,131,174千円
る企業治験等の外部資金の獲得
筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク(
<その他考慮すべき要素>
MDCTN)による多施設共同医師主導臨床研究を企
財政投融資資金の「長期借入金」「短期借入金」
業からの出資に基づき実施している。また、当
の新規借入は行わず、長期借入金残高の確実な縮減
該ネットワークについては、企業からの出資に
を行い(平成22年度残高:31億円 → 令和6年度残
よる企業治験として、当センターが一括して参
高:13.5億円)財務体制の改善を図り 、医療収益の
加施設に分配する仕組みを構築している。さら
向上、研究にかかる外部資金の獲得、運営の効率化
に、MDCTNと患者登録システムであるRemudyの連
等による財務内容の改善に取組んでいる。
携を深め、業務を効率化し、継続的な臨床研究
推進体制を構築するためにそれぞれの事務局の
136 / 148