資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (25 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の視
点)、指標等
年度評価
項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
(2)多目的コホート研究で収集されたアンケート
・健診・追跡・食事記録などの匿名化された既
存情報を用いたデータ解析研究
生活形態と自殺の関連を地域住民コホートで
調査をした結果、独居を継続することで自殺お
よびその他の死因による死亡率が上昇すること
を明らかにした。
<英語原著論文>
Narita Z*, Shinozaki T, Goto A, Hori H,
Kim Y, Wilcox HC, Inoue M, Tsugane S, Sawa
da N. Time-varying living arrangements and
suicide death in the general population s
ample: 14-year causal survival analysis vi
a pooled logistic regression. Epidemiol Ps
ychiatr Sci. 2024. 23;33:e30.
(3)飲酒・喫煙・薬物乱用についての全国中学生
意識・実態調査
第14回目となる「飲酒・喫煙・薬物乱用につい
ての全国中学生意識・実態調査(2024年)」を実
施した。調査対象は、都道府県単位で無作為に選
ばれた計244校の中学校であった。調査期間は
2024年9月から12月であり、各対象校内で、無記
名の自記式調査(質問紙あるいはオンライン)を
実施した。計124校(回収率50.8%)から、計37,967
名の有効回答が得られた。違法薬物の生涯経験
率は、大麻0.07%、有機溶剤0.13%、覚醒剤0.06%、
危険ドラッグ0.06%、いずれかの違法薬物0.18%
と推定され、前回調査(2022年)に比べて減少し
ていた。一方、過去1年以内の市販薬の乱用経験
率は、全体1.8%、男子1.5%、女子2.0%と推定され、
市販薬の乱用問題が全国的に広がっている可能
性が示唆された。
(4)覚醒剤事犯者の理解とサポートに関する研究
全国の刑務所で収容されている覚醒剤事犯者
に関する実態を明らかにすることを目的とした
。受刑者の信頼感(尺度スコア)が、薬物依存
の重症度に与える影響を調べた。男性に比べて
、女性受刑者は、他者への信頼感が低いことが
明らかとなった。男性の場合、自分への信頼が
薬物依存の重症度に影響し、女性の場合、他者
への不信が薬物依存の重症度に影響することが
明らかとなった。
<英語原著論文>
Omiya S, Shimane T, Takagishi Y, et al.
Gender differences in the effect of trust
on substance abuse severity among incarce
rated stimulant offenders in Japan. Neurop
sychopharmacology Reports 45(1): e12517, 2
025
(5)全国の依存症専門医療機関を受診する患者に
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自己評価