資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (72 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等
年度評価
項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
療局に申請を行った。現在書面審査中であり、今
後の実地調査を経て登録を見込んでいる。
④
産学官等との連携強化
④ 産学官等との連携強化
④
ナショナルセンター・バイ ・ NCNPバイオバンクやナシ
オバンクネットワークと連携
ョナルセンター・バイオバ
しながらセンターが有するバ
ンクネットワーク等やセン
イオリソースを活用した産学
ターが有するバイオリソー
官との連携事業を更に推進す
スを活用したバイオマーカ
る。ナショナルセンター・バイ
ー開発研究推進するため
オバンクネットワークにおい
に、髄液や血液、DNA、脳試
ては、ナショナルセンターの
料などの収集を継続すると
特徴を生かして企業や他の研
ともに、大学・企業等も含め
究機関による治療薬開発等の
たセンター内外の研究者へ
一層の推進を図る観点から、
の提供(共同研究もしくは
共同研究以外でも外部機関へ
分譲)を行う。産学官の研究
試料・情報を提供できる分譲
者 へ の 提 供 を 年 間 25 件 以
使用をより推進する。また、ナ
上、試料・情報数1,500本以
ショナルセンターとして精神
上行う。
医療、難病医療の一躍を担い、
精神・神経・筋疾患の診断・治
療の専門施設として関連医療 ・ 精神・神経・筋疾患の診
機関とのネットワークを充実
断・治療の専門施設として
させる。 特に物質依存症・嗜
関連医療機関とのネットワ
癖行動の実態把握・病態解明・
ークを構築する。特に「ア
治療薬開発では、東京都医学
ディクションの病態・症
総合研究所や久里浜医療セン
候・治療に関する包括的研
ターなどの国内の依存症治療
究」では、東京医科歯科大
拠点病院や関係する研究機関
学や京都大学、昭和大学、
と緊密なネットワークを構築
さいがた医療センターなど
し、効率的に研究を推進でき
と連携し、物質依存症に加
る体制を整備する。
えて、ギャンブル障害やゲ
さらに、独立行政法人医薬
ーム障害などの実態把握・
品医療機器総合機構(以下「
病態解明・治療法の開発研
PMDA」という。)との人事交
究を通じ、国内の依存症研
流により薬事戦略相談が可能
究機関と連携した緊密なネ
な人材の確保に努める。また
ットワークを構築し、効率
、PMDAにセンターから職員を
的に研究を推進できる体制
派遣して治験や医薬品の安全
を整備する。
性の管理等に係る研鑽を積ま
せ、これらの業務に従事でき ・ クリニカル・イノベーシ
る人材育成を推進する。
ョン・ネットワーク(CIN)
国内外の大学又は研究機関
の推進のため、精神、神経、
等と、連携協定の締結による
筋疾患及び発達障害その他
共同研究の実施、合同シンポ
に関する患者レジストリの
ジウムの開催、研修生の派遣
収集項目や倫理面の配慮、
等を行うことにより、各領域
情報提供の方法等につい
で行われる研究開発の連携の
て、企業等と情報共有・意見
場に引き続き積極的に参加す
交換を行うための場を設定
る。
し、疾患登録情報を用いた
効率的な臨床開発や、病因・
病態解明が実施できる環境
整備を促進する。さらに薬
事制度下での利活用(治験
対照群、製造販売後安全性
監視)を可能とする患者レ
産学官等との連携強化
1.バイオリソースの収集及びセンター内外の研
究者への提供体制整備
提供件数
38件(累計
327件)
試料数 3,685件 (累計 29,628件)
条件検討試料の迅速提供 6件(累計48件)
提供のうち有償分譲6件 (累計 78件)
分譲費用 2,715万円 (累計 12,991万円)
2.効率的な研究推進のため国内の依存症治療拠
点病院等との緊密なネットワークの構築等の体
制整備
精神・神経疾患開発研究費「アディクションの
病態・症候・治療に関する包括的研究」の研究班
では、精神保健研究所精神薬理研究部、京都大
学、東京医科歯科大学、昭和大学烏山病院、さい
がた医療センターの研究者と、基礎と臨床を横断
するアディクション問題に関する包括的研究チー
ムを構築し、物質依存症、ギャンブル障害、ゲー
ム障害の研究を実施した。この研究は、近い将
来、NCNPにアディクション研究センターを設置す
るという計画が進行している状況において、研究
者ネットワークに重要な意義を持つものである。
3. クリニカル・イノベーション・ネットワーク
(CIN)構築のための企業等とのワーキンググル
ープ開催
個別領域において企業との話し合いは継続され
ている。臨床研究・教育研修部門においては、薬事
制度下での利活用(治験対照群、製造販売後安全性
監視)を可能とする患者レジストリの構築支援を引
き続き行なった。
4. 筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク
(MDCTN)を活用した多施設共同臨床研究の実施
筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク(MDCTN)
と患者レジストリ(Remudy)の統合を終了し、神経
筋疾患先端医療推進協議会(CareCure NMD)として
運用を継続している。企業などからの依頼に基づ
き、フィージビリティ調査、臨床試験への被験者リ
クルートを行うなど産学連携活動も継続して進め
ている。また、MDCTN基盤を活用した多施設共同臨
床研究も複数実施している。
5. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)
との人事交流による薬事戦略相談が可能な人材
の確保及び育成
71 / 148
1-2
自己評価