資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (96 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等
年度評価
項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
ブリッド形式での筋ジストロフィー市民公
開講座を開催し、370名の聴講があった。
(5)総合てんかんセンター
研究:精神神経研究開発費による研究
てんかん診療全国拠点機関として、てん
かん診療の遠隔診療を推進し、てんかん整
備事業で確立した「てんかん診療ネットワ
ーク(約1,898医療機関登録)」を活用して
、てんかん医療に関するビッグデータベー
スをNCNP内に確立させ、てんかん診療の均
てん化、てんかん発症の病態解明、疫学調
査、診断と治療方法の開発・提言を行うこ
とを目標とする。具体的には、てんかんリ
ソースレポジトリ―システムを継続的に構
築し診断と治療のシステムを確立する。
Ⅰ.てんかん臨床情報データベースの構築
医療情報室からの抽出ファイルと医療
連携室からの紹介患者リストをもとに、月
単位でてんかんの入院患者と外来新患を抽
出するフローに則り、データベースの構築
を継続した。国際分類に準拠したデータベ
ースへ外来新患:延べ3,180名 (2020年4
月~2024年10月 集計)(小児神経科1,217
脳神経外科1,099 脳神経内科440 精神
科424)。入院: 延べ6,381名 (2020年4
月~2024年10月 集計)(小児神経科5,246
脳神経外科662 脳神経内科191 精神科2
82)が登録されている。脳神経外科手術デ
ータベースを構築し、手術情報と診断情報
、合併症情報、患者転帰を収集し、1999 年
以降2024年10月末時点で2,556件のデータベ
ースとなっている。外科治療を受ける難治
てんかん患者を対象に、てんかんバイオバ
ンクを構築し、2024年9月末時点で772名か
ら同意を取得し、脳検体483件が登録され、
てんかん原性腫瘍や皮質形成障害の遺伝子
解析を行う研究が実施され、競争的資金の
獲得を行っている。
Ⅱ.てんかんの遠隔医療
てんかん専門医の偏在している課題を、p
ersonal health record(PHR)デバイスであ
るnanacaraを用いた遠隔診療で少しでも解
決し医療の均てん化を目指す。てんかんの
記録アプリnanacara及び医師向けのデバイ
スであるnanacara for doctorのシステムを
監修し、全国で約26,000件のダウンロード
がなされ利用者が拡大した。診療のモデル
として大阪市立総合医療センターの医事課
と協働で、事務負担が最小となるような実
施フローの検討を行った。また、地域の病
院や薬局等における認知度向上のためポス
ターを作成し啓発に努めた。
Ⅲ.てんかんの病態解明と診断と治療方法
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自己評価