資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (110 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等
年度評価
項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
1-4
自己評価
的研究プロジェクト研究を行うことを目的
とした研究指導ミーティングを年間12回実 <目標と実績の比較>
施した。
病院精神診療部を中心に、メディカル向け電気け
ウ ジャーナルクラブ等の開催
いれん療法(ECT)研修を実施し、121 人が受講し
前年度に続き令和6年度は、精神・神経
た。また、東京都からの受託を受け難治性精神疾患
・筋疾患等に係る主要医学雑誌に掲載され
研修(難治性精神疾患に対する専門的治療研修)を
た論文に関するジャーナルクラブは中止し
開催し、医療関係者だけでなく、地域支援事業者や
た。
行政関係者に対し、クロザピンや ECT といった専門
的治療に関する理解の促進を図り医療の均てん化に
エ 病院精神科抄読会
貢献した。
前年度に続き令和6年度は、主に若手医師
精神保健研究所では、発達障害者支援研修や、
を対象とする学術情報を批判的に検討する PTSD 対策専門研修等、年間を通じて 20 回以上の研
機会としての病院精神科抄読会は実施しな 修を開催し、延べ 3,000 人以上が参加した。
かった。
認知行動療法(CBT)センターでは主に基礎的な内
容であるオンデマンド配信の研修から実践的な研
オ EBM症例検討会
修、個別スーパービジョンによる高度な専門家訓練
前年度に続き令和6年度は、EBM症例検討
(厚生労働省の認知行動療法研修事業を受託)まで
会は実施しなかった。
幅広い研修を実施した。年間を通して、うつ病や強
迫症など様々な疾患に対する認知行動療法研修を実
2. 臨床研究への志向性の高い若手臨床医・研究
施し、800 人以上が参加した。
員に対するアドバンスドコースの設置
<その他の目標(指標)と実績の比較>
臨床研究への志向性の高い若手臨床医・研究
予算額は 830 百万円であり、決算額は 850 百万円と
員に対しては、令和6年度は、これまでと同様
なり、予算額と比較して 19 百万円増となっている。
に個別的な研究相談などの支援を実施した。ま
増減の主な要因は、有形固定資産取得が計画より増加
た、臨床の指針となるガイドラインの構築に
したことによるものである。
は、臨床試験のデザインを吟味し、その結果を
また、経常費用は 855 百万円、経常収益は 298 百万
統合する、系統的レビュー/メタ・アナリシス
円となり、事業損益▲557 百万円となっている。これ
は不可欠であるが、実際にガイドライン作成に
は、業務費が増加したことによるものである。
携わった研究者を招聘した、系統的レビュー/
メタアナリシス入門講座を実施した。
なお、研修等について、中
長期計画等に適切な数値目
標を設定すること。
・ 地域における発達障害診
療拠点となる医師の育成を
するための研修事業(発達
障害者支援研修〔指導者養
成研修〕)及び医療行政の
立場から地域連携の構築を
担う看護師、公認心理士、
その他の職種を対象とした
研修(発達障害者支援研修
〔行政実務研修〕)を実施
し、地域におけるリーダー
シップを担う人材を育成す
る。
3.地域における発達障害診療拠点となる医師の
育成のための研修及び医療行政の立場から地域
連携の構築を担う看護師、臨床心理士等を対象
とした研修の実施
・ 専門看護師・認定看護師
や教育委員会による臨床教
育研修を開催し、看護師の
能力開発に取り組む。ま
た、臨床研究の安全かつ円
滑な実施、看護研修の推進
のためにリサーチナースを
育成するなど、看護師の人
材育成の充実を図る。
4.看護師の人材育成の充実
発達障害者支援法に示されている、専門家養
成のため、全国で開催された、かかりつけ医等
発達障害対応力向上研修の基礎研修として、発
達障害支援者研修パート1(2024年6月26日〜27
日)、パート2(2024年9月25日〜26日)、パー
ト3(2024年11月13日〜14日)、および,行政
実務研修(2025年1月15日〜16日)(参加者50名
)を開催した。
専門看護師・認定看護師による専門分野にお
ける専門的知識・技術が学べる臨床教育ベーシ
ックコースを全22講座実施し368名が受講した
。また、エキスパートコース研修を精神看護領
域2名、神経・筋疾患看護領域8名が受講し、
修了者は8名であった。昨年度から2年間かけ
での履修を可能とし、次年度も継続受講が可能
となる。このほか、現在の所属部署の専門性と
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