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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (46 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の視
点)、指標等
ラインの理解、実践、治療行
動を向上させ、エビデンス
プラクティスギャップの均
てん化を図る。

年度評価

項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

ことにより、講習の効果の有無についての検討を
行っている。本年度は、統合失調症のガイドライン
とうつ病のガイドラインの講習の対面講習をそれ
ぞれ10回行い、ウェブ講習をそれぞれ2回ずつに
加え、学会等におけるワークショップを5回行い、
延べ587名が参加した。今年度も、講習後には講
習前と比較して、ガイドラインの内容の理解度が
向上し、受講者の満足度は高かった。統合失調症と
うつ病の治療においては、睡眠薬処方は推奨され
ていないが、実臨床においては多くの患者に処方
されており、多剤併用の温床となっていることが
指摘されている。統合失調症とうつ病の両疾患に
おいて、講習を受講した医師が担当した患者にお
いては、睡眠薬の処方率が低いこと、睡眠薬の種類
ではベンゾジアゼピン受容体作動薬の処方率が低
いことを明らかにし、精神科医の治療行動に対す
る講習の効果を実証した(Nakamura et al., BMC
Psychiatry, 2024)。
一般的に原著論文及び総説の増減の状況は、当
該研究機関の活性状況を示すものとされるが、セ
ンターでは、これらが年々増加傾向にあり、特に英
文での発表にその傾向が現れている。
令和6年度における研究成果等の原著論文や学
会等による発表件数は、次のとおりである。また、
原著論文の発表については、広く情報提供を行う
見地から、HP上で公表している。
【原著論文等件数推移】※括弧書き件数は、英文内数
原著論文
R6:469件(423件)
総説
R6:197件(18件)
合計
R6:666件(441件)

⑤ NC 間の横断領域における <主な評価軸>
⑤ NC間の横断領域における連携推進
連携推進
国立高度専門医療研究 ○ 研究開発に資す
・ Office365を活用した業務DXの動画コンテンツ
センター医療研究連携推
るデータ集積のた
を作成した。(配信に向け調整中)
NC 間の連携による新たな
国 立 高 度 専 門 医 療 研 究 セ ン 進本部(以下「JH」という) めの基盤強化等に
・ 6NC統合電子カルテデータベース(6NC-EHRs)に
イノベーションの創出を目 ター(以下「NC」という。)
が実施する横断的研究支
係る取組が十分で
令和6年度より国立がん研究センター東病院のデ
的として設置された国立高 間の連携による新たなイノベ
援事業費を伴う研究事業
あるか。
ータ収集の準備が完了した。
度専門医療研究センター医 ーションの創出を目的として
等で NC 連携及び NC を支援 ○ NC間の連携に
・ 6NC-EHRsを使用した医学研究の公募を国立がん
療研究連携推進本部(JH)に 設置した国立高度専門医療研
することにより、和亜国の
より効果的な研究
研究センター東病院を対象に実施し1課題を採択
おいては、NC 間の疾患横断 究センター医療研究連携推進
医療・研究に大きく貢献す
開発が期待される
した。
領域を中心とした研究開発 本部(以下「JH」という。)
る成果を上げるため、JH に
領域への取組みが
・ R4-5年度採択の7課題と合わせて全8課題の研究
とそのための基盤整備、人材 において、NC 間の疾患横断
おいて、NC 間の疾患横断領
十分であるか。
支援を実施した。
育成等に取り組むものとす 領域を中心とした研究開発の
域を中心とした研究開発 ○ 社会に向けて、
・ 検査24項目の標準化の追加整備を実施した。
る。
推進とそのための基盤整備、
の推進とそのための基盤
研究・開発の成果
・ 処方データの標準化整備を実施した。
具体的には、ゲノム医療、 人材育成等に取り組むことと
整備及び人材育成につい
や取組の科学技術
・ 病名データの用語整理等の整備を実施した。
大規模医療情報の活用、コホ する。
て、以下のとおり取り組む
的意義や社会経済
・ 登録データの正確性の検証を医事データを用い
ート研究基盤の連携・活用、
具体的には、ゲノム医療、大
こととする。
的価値をわかりや
て実施した。
健康寿命延伸のための疾患 規模医療情報の活用、コホー ア 新たなニーズに対応した
すく説明し、社会
・ 6NC-EHRsショーケースを構築し限定試験公開を
横断的予防指針提言、実装科 ト研究基盤の連携・活用、健康
研究開発機能を支援・強化
から理解を得てい
開始した。
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③ NC 間の疾患横断領域に
おける連携推進

⑤ 国立高度専門医療研究セ
ンター間の横断領域におけ
る連携推進

1-1
自己評価