資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (60 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等
年度評価
項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
障害等)で収集した画像デ
ータのQC、偶発所見読影を
行い、さらに広く新規多施
設画像研究データの受け入
れを行うとともに、画像デ
ータの利活用も進めてい
く。
ある進行性核上性麻痺、皮質基底核変性症疑いの患
者11名のアミロイドPET、タウPETを施行した。睡眠
覚醒性が研究部・認知症センターと共同で16名のア
ルツハイマー型認知症スペクトラム患者や健常高
齢者のアミロイドPET、タウPET、睡眠検査を施行し
た。
アルツハイマー型認知症におけるアミロイド病
理進行度を評価する神経生理指標を提案した(
Murakami, Abe et al., 2024 Clinical
Neurophysiol)。音楽家ジストニア運動異常症患者
が症状が出ていない時でも脊髄神経の異常活動が
観察されることを発見し学会発表した(Tokimura
et al.,Neuroscience 2024, San Diego)。
・
Electronic
Data
Capture(EDC)や精神疾患レ
ジストリのデータベースシ
ステムと連携し、被験者情
報・データを脳病態統合イ
メージングサポートシステ
ム(IBISS)に取り込むこと
によって使用者の利便性や
セキュリティの向上を図
り、多施設共同画像研究の
推進を図る。
・ IBISSに格納された画像
の利活用研究を推進するた
め、データカタログの整備
、キーワード検索機能の開
発に着手する。
6.脳病態統合イメージングサポートシステム
(IBISS)を用いた多施設にわたる画像研究や
クラウドサーバを用いた複数の画像研究の推進
・ CBTセンターにおいて、病
院と更に連携を進めるとと
もに、精神疾患のみならず、
COVID-19をはじめ、神経・筋
疾患等に付随する精神症状
に対するCBTを幅広く提供
する心理教育のプログラム
を構築する。
7. 認知行動療法(CBT)センターにおける病院臨
床部門と連携した取組
脳病態統合イメージングサポートシステム
(IBISS)は、令和6年度は6つ(AMED革新脳JPPMI、AMED国際脳PADNI、国際脳摂食障害、AMED
精神疾患レジストリ、筋疾患2つ)の多施設共
同画像研究のデータを保有し、J-PPMI、精神疾
患レジストリでは継続してクラウドサーバに画
像データを集積している。
革新脳、AMED国際脳事業で収集した神経精神
疾患脳画像コホート研究課題のデータは脳画像
がIBISS、生体試料、臨床情報がバイオバンクに
分散していた。脳画像と臨床/生体試料の紐づ
け作業をバイオバンクと連携して着手した。
革新脳、AMED国際脳事業で収集した神経精神
疾患脳画像コホート研究課題のデータベースの
利活用推進のため、IBISSカタログ整備、検索機
能の整備に着手した。
毎週火曜と金曜に病院臨床心理部のカンファレ
ンスへ参加し、協同的なCBT診療体制の運用を進
めた。病院精神リハビリテーション部と協同し、
パーソナル・リカバリーの実現を目指した心理支
援プログラムをショートケアプログラムとして開
発・実施し、3クール、各回14回を終了した。看
護部と協力し、病棟でも利用可能なパーソナル・
リカバリーに基づいた対話支援シートを開発し、
病院スタッフに共有した。
CBTセンターの若手及び病院CBTレジデントを対
象とした、集団スーパービジョンを1例実施した
。NCNP職員を対象に、CBTの事例検討会を合計10
回開催した。NCNP看護師を対象に、CBTの要素を
取り入れたコミュニケーション研修を開催した。
CBTセンターでは、研究を通して397件のCBTセッ
ションを実施した。
病院看護部と協力し、病院のQuality Control
活動の一環として、リカバリーを目指す認知療法
・ 病院とCBTセンターの連
携による復職支援につい
て、CBTに加え、作業療法な
ども取り入れた効率的な実
施体制による包括的リワー
クデイケアを行う。病院と
CBTセンターの連携により、
重篤なメンタルヘルス状態
の患者に対し、エビデンス
に基づいた心理社会的支援
を提供し、パーソナルリカ
バリーを支援する体制を構
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自己評価