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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (100 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等

年度評価

項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

eラーニング事業登録者数は366人(+22)と
なった。
(12)薬物依存症治療センター
薬物依存症専門外来の初診患者数は増加
し(令和5年度176名⇒令和6年度215名)
、それに伴って、1ヶ月あたりの薬物依存
症外来再来患者の延べ数は常時800名を超
えている。近年、患者に占める覚醒剤・大
麻使用障害患者の割合が低下しているため
に、依存症集団療法(通称「SMARPP」)参
加患者延べ人数は令和4年以降漸減傾向に
ある(令和3年度1647名⇒令和4年度1381
名⇒令和5年度1255名⇒令和6年度1261名
)。しかしその一方で、女性に多い市販薬
・処方薬障害障害患者の増加に伴って、女
性集団療法参加患者延べ数は月曜日と木曜
日を合わせて261名]と前年度の135名から
著明に増加している。
なお、重複障害を抱える薬物依存症患者
を主たる対象とする依存症専門作業療法プ
ログラム(リアル生活プログラム)参加は
横ばい、(令和4年度300名⇒令和5年度3
12名⇒令和6年度273名)、臨床心理部に
よる依存症個人CBTは延べ実施患者数103名
とやはり横ばいである。また、昨年度より
東京都依存症対策事業としてはじまった患
者同行支援事業については、地域の自助グ
ループや民間リハビリ施設への同行を行っ
た患者の延べ人数は、30名であった。
入院治療についてみると、入院治療に導入
した薬物依存症患者は今年度増加し(令和4
年度71名⇒令和5年度58名⇒令和6年度95
名)、それにともなって、入院短期依存症介
入プログラム(FARPP)に参加した延べ患者
数も、令和6年度は152名(2月末時点)で
あり、前年よりも増加している(令和5年度
137名)。
・ 当センターが専門とする
神経難病、筋疾患、精神疾
患患者の身体合併症医療
(以下、対象医療とい
う。)は社会からのニーズ
が高いことから、総合内科
部に対応する部門を置き、
他部門と協力のうえ対象医
療患者さんに対する医療を
提供していく。COVID-19感
染罹患後症状(後遺症)へ
の外来、病棟診療をより強
化して継続する。特に、コ
ロナウイルス感染罹患後症
状(後遺症)センターを開
始し、基礎、精神科、脳神
経内科、内科横断的な罹患
後症状の対策を進める。

(13)総合内科診療部
入院中の身体合併症、対応困難症例、緊
急入院の受け入れからの転院等を実施した
。疾患は、神経疾患だけでなく、循環器疾
患、呼吸器疾患、代謝性疾患、慢性疲労症
候群、悪性腫瘍など多岐にわたっている。
病棟においては、部長以下、医師全員によ
り早朝からの回診を行い、適切な医療の提
供、確実な医療安全を実施できる体制を構
築している。また、週に1回の病棟カンフ
ァレンスを実施している。
外来では、初診患者、再診患者数ともに
多くの診察に対応し、予約外患者の対応に
加え、RRSへの貢献、多数の診療科にまたが
るケースの診療も継続した。さらに、コロ
ナ後遺症外来を継続して、多くの後遺症患
者、ワクチン関連合併症へ対応した。国立
がんセンターで神経内科外来を担当し、が

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自己評価