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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (98 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等

年度評価

項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

いる。上記多職種間で密に情報の共有を心が
け、精神症状の改善により身体症状へも良い
効果が現れるなどの相乗効果が得られ、単な
る運動症状の治療に留まらない総合ケア病
棟として他の医療機関のモデルとなるよう
なチーム医療を提供している。
(8)CBTセンターと病院の連携によるCBT提供
の取組
病院精神リハビリテーション部と協同し
、パーソナル・リカバリーの実現を目指し
た心理支援プログラムをショートケアプロ
グラムとして開発・実施し、3クール、各
回14回を終了した。看護部と協力し、病棟
でも利用可能なパーソナル・リカバリーに
基づいた対話支援シートを開発し、病院ス
タッフに共有した。
CBTセンターの若手及び病院CBTレジデン
トを対象とした、集団スーパービジョンを
1例実施した。
NCNP職員を対象に、CBTの事例検討会を
合計10回開催した。
NCNP看護師を対象に、CBTの要素を取り入
れたコミュニケーション研修を開催した。
(9)気分障害センター
専門外来である気分障害外来の受診患者
数は、令和6年度総人数は107名(うつ病30
名、双極性障害41名、その他36名)であり、
そのうち66名はバイオバンクに登録し、バ
イオリソースの提供をしていただいた上で
、1年間のフォローアップを行っている。研
究では、気分障害外来患者を対象とした縦
断的研究において、うつ病と双極性障害共
に1年後にうつ症状やQOL(日常役割機能、
健康観、社会生活、心の健康)が改善してい
ることを示した。今年度は、患者の機能的予
後に大きく影響する認知機能評価尺度とし
て、国際標準として海外で瀕用されている
検査バッテリー(BAC-A, SCIP)の日本語版
の信頼性・妥当性の検証のためのデータ取
得を完了した。
(10)認知症センター
脳神経内科医、精神科医、看護師、心理
療法士、社会福祉士といった多職種の職員
・研究者が参加しており、それぞれの専門
分野を活かしながら認知症の治療・介護の
実践、研究開発に大きく貢献した。もの忘
れ外来では、脳神経内科医はレビー小体病
・タウオパチーを中心とした神経変性疾患
による認知症、感染症による認知症、自己
免疫性疾患による認知症の診断・治療の実
績を活用し、精神科医は従来からの認知症
専門外来での経験と精神症状や行動障害に
対する専門性を活かし、認知症センター共
通のプロトコルを用いたワン・ストップの

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自己評価