様式２―１―４－１（別紙）
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立精神・神経医療研究センター
令 和 ６ 年 度 計 画
主な評価軸（評価の視
点）、指標等

新的な発明件数、医薬品、医療
機器、診断・予防法などのトラ
ンスレーショナルリサーチ実
施件数などが含まれる。
また、英文・和文の原著論文
及び総説の発表総数を中長期
目標期間中に3,800 件以上あ
げる。

を引き続き実施する。神経・
筋疾患患者登録サイトであ
る Remudy をデュシェンヌ型
筋ジストロフィーのエクソ
ン 53 スキップ薬であるビル
トラルセンの市販後調査に
活用し、併せて治療対照群
への活用を念頭に置いた自
然歴研究を継続する。

年度評価

項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

臨床評価指標に関しては、製薬企業との連携の
もと、ウェアラブル機器や画像解析を含むデジタ
ル技術を活用した新規評価手法の構築を引き続き
推進している。令和６年度も、筋ジストロフィー
に対するバイオマーカーおよび臨床評価指標（ア
ウトカムメジャー）の確立を目的とした研究を継
続するとともに、治験対照群や市販後調査への応
用を見据えた自然歴研究を、疾患レジストリを活
用して発展させている。特に、治験設計支援を目
的として、複数の製薬企業からの依頼に応じて自
然歴データの提供を行い、国際共同治験への活用
も始まりつつある。また、デジタルメジャーの一
環として、姿勢推定技術を応用した非侵襲的な運
動機能評価法の開発を引き続き進めた。

・ ストレス・災害時こころの
情報支援センターにおい
て、災害時の精神保健医療
対策における国際協調を推
進するため、災害時の心理
的応急処置（以下「PFA」と
いう。）の普及について WHO
と共同して取り組み、PFA を
国内に普及させる。

３. 国際機関との連携

・

４. 精神保健医療福祉政策に資する、精神・神経疾
患等に関する正しい理解と社会参加の促進方策、
地域生活を支えるサービス等を提供できる体制づ
くり等に関する研究

・JICAからの要請を受け、ウクライナ政府の精神
保健活動に協力し、ウクライナ閣僚会議メンタ
ルヘルス調整センター一行の来訪を受け入れ、
PTSD治療や地域精神保健活動に関する情報を提
供した。
・PFAの国内研修・講演は、48回開催・実施協力し、
1,746名が参加し、自治体保健師・IHEAT向けに作
成したe-learningは405名、歯科医師・歯科衛生
士向けに作成したe-learningは783名、能登半島
地震派遣者向けの動画配信（2024年4月1日～6月
30日）は67名が視聴し、更に普及が進んでいる。

精神保健医療福祉政策に
資する、精神・神経疾患等に
関する正しい理解と社会参
加の促進方策、地域生活を
支えるサービス等を提供で
きる体制づくり等に関する
研究に取り組み、患者・家族
に対する支援の質の向上を
図るとともに、関係者の支
援・人材育成、研究成果の普
及を図る。

（１）アスリートのメンタルヘルス実態と支援シス
テム構築に関する研究
日本スポーツ界におけるメンタルヘルスケア
システム開発のための研究を進めており、その
中でアスリート自身による主体的なケア行動を
促進する知見、支援環境の整備にもつながる基
盤的実践を行った。アスリートにおけるメンタ
ルヘルスの実態と、それに対する支援のあり方
について既存のデータを活用した分析から、メ
ンタルヘルスサービスの利用における障壁要因
の一部を明らかにした。また、アスリートや支
援スタッフがメンタルヘルスについて基礎から
学べる教育教材を新たに制作・公開した。
＜英語原著論文＞
Mental health help-seeking knowledge, att
itudes and behaviour among male elite rugb
y players: the role of masculine health-re
lated values. BMJ Open Sport Exerc Med. 20
25;11(1):e002275.
Elite athlete initiatives in school menta
l health: crafting an art-based educationa
l methodology for promoting mental health

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１－１
自己評価