資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (95 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等
行う。
年度評価
項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
ム(睡眠力アッププログラム)は、CBT-Iで
用いられる睡眠スケジュール法や、睡眠表や
活動量計を用いたモニタリング及びフィー
ドバックを取り入れた、新しいプログラムと
して今年度も継続して実施し、令和5年度は
新たに21名が参加した。その後も医師、作業
療法士、心理士とで定期的なミーティングを
行い、さらなる改善に向けて取り組んできて
いる。
睡眠中の持続陽圧換気(CPAP)の使用を要
する中等症~重症の閉塞性無呼吸患者に対
しては、慢性呼吸器疾患看護の認定を有する
看護師が外来にてほぼ全例に指導を行って
おり、これによるCPAPアドヒアランスの改善
、患者満足度の向上が得られている。
(2)統合失調症・早期診断治療センター
主に精神科救急病棟において、早期介入、
早期退院、シームレスな地域生活の支援等を
目指し、入院当初から、看護師、薬剤師、精
神保健福祉士、作業療法士、医師が関わり適
宜多職種チーム会議を開催し、患者個々の事
情に即した対応を行っている。当センターの
精神看護専門看護師は、特に心理教育を行っ
ているケースにおいて、アドバイザーとして
その会議に参画している。
(3)多発性硬化症センター
多発性硬化症と視神経脊髄炎で承認され
ている医薬品計12種類を利用できる環境を
整え、発症早期から分子標的医薬を導入する
などして、No Evidence of disease activity
(NEDA)を達成することを目標とする医療を
目指した。難治例では血液浄化療法免疫グロ
ブリン療法(IVIg治療)も積極的に行った。
precision medicineの糸口も得るように、神
経内科と免疫研究部の連携による研究を進
め、NEDAに関連した免疫バイオマーカーや
NMOの脳病巣に関連したバイオマーカーの同
定に成功した。視神経脊髄炎(NMO)の新規
治療(抗IL−6受容体抗体サトラリズマブ)
の安全性と有効性を引き続き検証するとと
もに、治療抵抗性の症例に対する他の薬剤の
導入も検討した。オンライン形式でのMSおよ
びNMOそれぞれについて、個別の講演会を開
催したほか、多発性硬化症協会主催の第14回
市民公開講座の運営に協力した。
(4)筋疾患センター
脳神経内科、脳神経小児科、身体リハビリ
テーション科、歯科、整形外科などによる専
門外来を行っており、集学的診療体制を構築
している。市販後の有効性安全性評価遺伝子
治療用いた新規治療、ならびに臨床試験を安
全円滑に実施するための多面的検討を、ワー
キンググループを形成したうえで行った。ア
ウトリーチ活動として、令和6年7月にハイ
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自己評価