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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (59 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等

知見に基づいた基礎研究を実
き続き研究所と病院等の連
施できるよう、トランスレー
携強化に取り組む。
ショナルメディカルセンター
等を活用して更なる連携を図 ・ 病院臨床研究・教育研修
る。
部門の情報管理・解析部が
中心となって、相互の人的
交流を図るとともに、特に
若手臨床研究グループ代表
者のプレゼンテーションス
キルを向上させるため、若
手育成カンファレンスを引
き続き定期的に開催する。

年度評価

項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

【センター内共同研究実施数推移】
令和6年度:131件
※ 研究実施数は、複数年に亘る研究を含む。
2. 研究所及び病院等の合同会議等の実施状況
令和6年度においても、各専門疾病センターが
主催する地域精神科モデル医療センターチームリ
ーダーミーティングやてんかんミーティング等の
会議をはじめ、各種合同会議等を企画、実施する
ことで、各施設の専門性を生かした積極的な連携
及び協働を推進した。
3.若手育成カンファレンス
若手研究者を中心とした医療従事者、研究者等を
対象に、若手研究グループ代表者が講師となった
「若手育成カンファレンス」を開催した。計6回、
6演題で開催し、のべ60名が参加した。

・ メディカル・ゲノムセン
ター(以下「MGC」という。
)において、研究所・病院・
トランスレーショナル・メ
ディカルセンター(以下「
TMC」という)と精神・神経
疾患等のバイオリソース確
保と提供、情報共有、衛生検
査所登録のもとでの臨床的
遺伝学的検査の実施、先端
的ゲノム解析研究及び人材
育成を行う。

4. 病院・MGCと神経・筋疾患の遺伝子検査にお
ける連携

・ 脳病態統合イメージング
センター(以下「IBIC」とい
う。)において、精神・神経
疾患等の画像解析技術によ
り画像バイオマーカー探索
を行い、病院や他の医療機
関と連携した臨床研究及び
研究所と連携した疾患モデ
ル動物研究を推進する。

5. 脳病態統合イメージングセンター(以下
「IBIC」という。)における精神・神経疾患の画
像バイオマーカー探索、研究所と連携した疾患
モデル動物研究及び多施設と連携した臨床研究

令和6年度においては、病院とMGCが協力して多
数の試料・情報をバイオバンクに登録した(3,483件
、累計総数:52,111件)。また利用についても、令
和6年度は38件(累計327件)のプロジェクトに試
料・情報を提供した。これまで脳神経内科診療部・
MGCが連携して行っていた神経難病の遺伝子検査に
ついて、バイオバンクの品質マネジメントシステム
構築のノウハウを適用し「NCNP衛生検査センター」
の設立を目指すことになった。髙橋特命副院長が精
度管理責任者、服部バイオリソース部長が管理者と
なり、実験室・設備を整備するとともに、手順書、
基準書など約200の文書を用意し令和7年1月に管
轄の東京都保健医療局に申請を行った。現在書面審
査中であり、今後の実地調査を経て登録を見込んで
いる。

臨床脳画像研究部の記載のほか、アルツハイマ
ー型認知症におけるアミロイド病理進行度を評価
する神経生理指標を提案した(Murakami, Abe et
al., 2024 Clinical Neurophysiol)。音楽家ジ
ストニア運動異常症患者が症状が出ていない時で
も脊髄神経の異常活動が肝猿されることを発見し
学会発表した(Tokimura et al.,Neuroscience 20
24, San Diego)。
臨床研究としてR6年度に病院脳神経内科・バイオ
バンクと共同で非アルツハイマー・タウオパチーで

・ 脳病態統合イメージング
サポートシステム(IBISS)
を用いてAMED等の多施設共
同画像研究(J-PPMI、PADNI、
精神疾患レジストリ、摂食

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自己評価