資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (71 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》 |
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中 長 期 目 標
中 長 期 計 画
国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等
年度評価
項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
増加し、2,000例を超える症例が登録されてい
る。さらに、診断確定に必須の病理解剖も外部
症例の引き受け、医師の出張解剖、関連施設の
拡充により、令和6年度は11例の解剖を行い診
断に貢献した。日本における年間の平均解剖数
は、医師への感染性の危惧から15~25例程度で
あることから、NCNPを中心としたネットワーク
体制も構築されつつある。
3. クリニカル・イノベーション・ネットワーク
(CIN)構築の推進
「6NC連携によるレジストリデータの活用
基盤の構築事業」へ分担研究機関として参加
し、運営委員会の副委員長として武田名誉所
長、実務支援委員会および情報支援委員会の
副委員長として中村病院臨床研究・教育研修
部門臨床研究支援部長、小居病院臨床研究・
教育研修部門情報管理・解析部長が参画して
いる。6NCを中心にレジストリ検索システム
の継続、レジストリ手引きの更新、レジスト
リ構築・運用支援手順及び支援資材の公開、
レジストリシンポジウム開催を行なった。
筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク(
MDCTN)と患者レジストリ(Remudy)の効率
的な運用に向けて、2つを統合し神経筋疾患
先端医療推進協議会(CareCure NMD)として
運用し、順調に進められている。
NCNPで実施する各レジストリに関しても、
個別製薬企業との利活用に向けた話し合いが
行われた(認知症、精神科疾患、筋疾患など
)。
企業等とも構築段階から相談を行い、精神
科レジストリ及び筋疾患レジストリにおいて
は、製薬企業等にも情報提供できる形での構
築を行なっている。
また新たに製薬企業が実施する製造販売後
調査と連携して、抗アミロイド抗体薬による
有効性、安全性の検討、ApoE遺伝子の測定を
可能とするアルツハイマー病レジストリが開
始された。
DMD自然歴研究は、製薬企業への治験対象群
のためのデータ提供を行なった。また、RemudyDMD研究は、ビルトラルセンの製造販売後調査
において指定されたレジストリとして運用し
ており、製造販売後調査の解析のためのデータ
提供を行った。
・ 骨格筋病理学的検査及び
精神・神経・筋疾患に関わる
遺伝学的検査を適切に実施
するために、MGCにおいて衛
生検査所登録を行い、診断
サービスを充実させる。
4. 骨格筋病理学的検査及び精神・神経・筋疾患に
関わる遺伝子検査を適切に実施するための衛生
検査所登録
バイオバンクの品質マネジメントシステム構
築のノウハウを用いて、
「NCNP衛生検査センター」
の設立を目指すことになった。実験室・設備を整
備するとともに、手順書、基準書など約200の文
書を用意し令和7年1月に管轄の東京都保健医
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自己評価