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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (120 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の

視点)、指標等

年度評価

項目別評定調書
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等
った。治療プログラム参加率は1年後には43.2%
に減少し、2年後35.1%、3年後17.8%と年々低下
した。カプランマイヤー解析を実施したところ、
約1年経過時点の累積断薬継続率は約91%、2年
経過時点の累積断薬継続率は約88%であり、3年
経過時点の累積断薬継続率は約83%であった。

・ 令和6年度に開始される
第8次医療計画において、
各都道府県の指標の採用状
況とデータ活用状況の把握
を行い、各都道府県が計画
を推進しやすくなるよう、
引き続きモニタリングデー
タの提供、公表を行う。ま
た、医療計画等の進捗状況
の評価を行うためにデータ
に基づく検証を行い、都道
府県の担当者を対象とした
研修や、政策提言を目標と
したモニタリング調査等も
引き続き行う。

(2)医療の均てん化並び
に情報の収集及び発信に
関する事項

(2)医療の均てん化並びに
情報の収集及び発信に関す
る事項

医療の評価と質の向上、さ ① 医療の均てん化に関する
事項
らに効率的な医療の提供を
実現するために、関係学会と
も連携しつつ、ゲノム情報、
関係学会等とも連携してゲ
診療データ、患者レジストリ ノム情報、診療データ、患者レ
(登録システム)等を活用 ジストリ等を活用し、研究分
し、研究分野において指導力 野において指導力を発揮する
を発揮するとともに、センタ とともに、中核的な医療機関
ーが担う疾患にかかる中核
的な医療機関間のネットワ 間 の ネ ッ ト ワー ク 化 を推 進
ーク化を推進し、高度かつ専 し、高度かつ専門的な医療の
門的な医療の普及を図り、医 普及を図り、医療の標準化に
努める。
療の標準化に努める。
特に、医療観察法における
情報発信にあたっては、関
係学会等との連携を強化し 医療においては、指定入院医
て、診療ガイドラインの作 療機関でネットワークシステ
成・普及等に更に関与するも ムを充実し、センターが基幹
のとし、国内外のセンターが 病院となって、医療観察法対
担う疾患に関する知見を収 象者に対する医療提供データ
集、整理及び評価し、科学的 を収集・分析し、その結果を提
根拠に基づく予防、診断及び
治療法等について、正しい情 供することで、入院期間の短
報が国民に利用されるよう 縮化や医療提供内容の充実に
にホームページや SNS を活 つなげ、医療観察法における
用するなどして、国民向け及 医 療 の 均 て ん化 を 更 に進 め
び医療機関向けの情報提供 る。
の充実を図る。
なお、国民向け及び医療機
関向けの情報提供の指標と
してホームページアクセス

5.医療計画及び障害福祉計画における精神疾
患の指標策定、モニタリング
令和6年度に開始された第8次医療計画におい
て、各都道府県が計画策定を推進しやすくするた
めに、各指標の動態をモニタリングできるデータ
公表を行った。また、医療計画等の進捗状況の評
価を行うためにデータに基づく検証を行い、都道
府県の担当者を対象とした研修を行った。また、
モニタリングを目的とした全国調査(630調査
等)も例年に引き続き実施した。

(2)医療の均てん化並びに 〇 関係学会とも連 (2)医療の均てん化並びに情報の収集及び発信に
情報の収集及び発信に関
携しつつ、ゲノム
関する事項
する事項
情報、診療データ、
患者レジストリ等
① 医療の均てん化に関する
を活用し、研究分 ① 医療の均てん化に関する事項
事項
野において指導力
を発揮するととも
1. ゲノム情報、診療データ、患者レジストリ等を
に、医療の標準化
活用したネットワーク構築の推進
のため、医療機関
間のネットワーク
(1)未診断疾患イニシアチブ(IRUD)による
化を推進し、高度
ネットワーク構築の推進
かつ専門的な医療
令和7年3月末時点で26,905検体・9,466
の普及を図ってい
家系のエントリー、7,564家系の解析完了、
るか。
3,656家系の診断確定(診断率48.1%%)、5
0疾患における新規原因遺伝子同定・新規疾
患概念確立を達成した。
(2)ゲノム情報やバイオリソースを活用した
ネットワーク構築の推進
ナショナルセンター・バイオバンクネッ
トワーク (NCBN) 中央バイオバンクが運営
している情報サーバーへは、定期的に収集
試料等を報告し更新されている。令和4年度
から開始したNCGMとの間のVPNネットワーク
構築は、NCNP、NCCHD、NCGGで完了し、
NCC、NCVC内部調整中である。

1-5
自己評価

国の入院治療施設を対象とした入院治療研修を開
催し、特に支援拠点病院設置の意向を表明してい
る医療機関に対して手厚くサポートを行った。
普及啓発活動として、情報ウェブサイトの運営
、各種メディア対応を継続的に行った。また、世
界摂食障害アクションデイ2024での市民公開講座
で当該事業について講演を行った。
・ 厚生労働省依存症治療・相談拠点設置事業にお
ける薬物依存症に関する依存症対策全国センター
として、薬物依存症治療・相談指導者研修及び地
域生活支援者研修(受講者総計284名)、薬物依
存症困難回復施設職員研修(受講者33名)を開催
した。
東京都薬物依存症治療拠点機関として、東京都
拠点機関・指導者養成研修(受講者19名)、依存
症の女性に特化した治療プログラムや、集団にな
じまない患者のための依存症個人認知行動療法を
開催した。
・ 医療観察法における指定入院医療機関のネット
ワークシステム構築の取組みについては、ネット
ワークシステムの運用に関して、データ提出・点検
・訂正・登録の業務は引き続き安定的に行えてい
る。
「パフォーマンス指標」については、指定入院
医療機関35施設からデータを収集・解析し、年2
回、各医療機関へのフィードバックおよび厚労省
への報告を行った。さらに医療観察法医療の向上
を目的として、厚生労働省も参加し、医学・法律
の専門家からなる特別ワーキンググループを通し
て地域分けした全国8ブロックにおいて、それぞ
れ3カ月に1回のブロック会議を開催し。パフォ
ーマンス指標の結果を各指定入院医療機関のスタ
ッフに周知するシステムを整備した。


精神保健医療福祉の実態把握のために作成され
た様々なデータについて、自治体職員や医療機関
職員等の視点に立った整理を行い、地域医療構想
や医療計画の進捗状況を容易に共有することがで
きるよう地域ごとの状況がわかるようデータをま
とめたWEBページの構築を進めた。

<目標の内容③>
センターが取り組む医療分野について公衆衛生上
の重大な危害への対応に関する取り組みを評価する
こととしており、大規模災害やパンデミック等、公
衆衛生上重大な危害が発生し又は発生しようとして
いる場合には、引き続き国等の要請に対して迅速か
つ適切な対応を行っているかという観点で評価する
こととしている。

(3)患者レジストリを活用した筋ジストロフ <目標と実績の比較>
ィー臨床試験ネットワーク
令和6年度における公衆衛生上の重大な危害への
治験対照群に資するデュシェンヌ型筋ジ
対応については、以下の取組が挙げられる。
ストロフィーを対象とした自然歴研究につ
いて、研究を継続した。
・ 能登半島地震で活動する支援者向けの動画への

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