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資料2‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (66 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59633.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第39回 8/5)《厚生労働省》
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様式2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
中 長 期 計 画

国立精神・神経医療研究センター
令 和 6 年 度 計 画
主な評価軸(評価の
視点)、指標等

年度評価

項目別評価調書
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

し縦断的に評価を行うことで、血液バイオマー
カーを高齢者検診に応用した場合の認知症リ
スク層別化に対する有用性を検証する。また、
ハイリスク者に対する生活指導や多因子介入、
治験、医療介入へのパスウェイを構築する。令
和7年2月末から参加登録を開始し、同年3月末
までに6名が登録した。
・ 精神・神経疾患研究開発費「認知症疾患修飾
薬の臨床実用に関するレジストリ支援研究」
(研究代表者 岩坪威)の分担研究として、ア
ルツハイマー病の病態メカニズムを標的とす
る疾患修飾薬(DMT)全国臨床レジストリ研究
に、レケンビ投与患者をエントリーするための
準備を行っている(塚本、大町)。
・ The World Health Organization(WHO)が開
発した認知症介護者のためのオンライン自己
学習および支援プログラムiSupportの日本版
とインターネット上で提供するためのシステ
ムを開発し、その有用性を検証するために実施
したRCTで得られたデータを解析した(大町、
野﨑、松井)。iSupport日本版を3ヶ月使用し
た群は、対照群と比べてZarit介護負担尺度(介
護負担)の統計学的に有意な改善を認め、学会
で発表した。
・ 東京大学を主研究機関とするJ-TRC(トライ
アル・レディ・コホート)オンサイト研究の
分担研究機関として、認知機能障害のないプ
レクリニカル・MCI期の縦断観察研究と治験
的確被験者同定を目的としたコホート構築を
行っている(塚本、髙野、岩坪)。高リスク
被験者については、当院で認知機能検査、採
血、アミロイドPET検査を行い、治験への適
応がある人に対しては治験参加について説明
した。また、J-TRCを中心にプレクリニカル
期AD研究と連携し、タウPETをはじめとする
精査を行う「関連する画像・バイオマーカー
縦断コホート研究によるプレクリニカルアル
ツハイマー病進行機序の解明のための多施設
共同探索研究・PAD-TRACK研究」の分担機関
として、症例登録を行った(髙野)。
・ NCNPバイオバンクに協力し、令和6年度は73
例の患者をバイオバンクに登録した。
(9)嚥下障害リサーチセンター
令和6年度は、嚥下造影検査 241件、嚥下
内視鏡165件、嚥下Webカンファレンス26回を
実施した。また、脳神経内、歯科、身体リハビ
リテーション科、耳鼻いんこう科、外科が連携
し、原疾患の治療、摂食嚥下リハビリテーショ
ン、歯科治療、胃瘻造設術、嚥下改善術などを
行った。
令和6年度の嚥下障害リサーチセンターの
取組については、以下のとおり。
・論文 2本
・学会発表 1件
・シンポジウム・講演 9件

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自己評価