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資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (89 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html
出典情報 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》
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様式 2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標

国立成育医療研究センター

中 長 期 計 画

令和6年度計画

年度評価

項目別評価調書

主な評価軸(評価の視点)、指
標等

に関わる患者確認や手洗い等 ではビデオ上映やeラーニング研修で
感染対策の実効性についての フ ォ ロ ー ア ッ プ し 、 職 員 の 受 講 率
モニタリングを行う等 によ 100%を目指す。
り、一層の強化を図る。
当施設だけでなくより広く共有すべ
きと判断した事例については、日本医
療機能評価機構に報告するとともに、
小児に特徴的な事例については一般社
団法人日本小児総合医療施設協議会
(以下「JACHRI」という。)に所属す
る施設間で情報共有を行い、再発予防
を目指す。また、JACHRI に所属する近
隣の病院との相互チェックを実施し、
医療安全の高い水準を維持・向上させ
る。
高難度新規医療技術評価委員会及び
未承認新規医薬品等評価委員会の開催
に当たっては、倫理的・科学的な妥当
性、適切な提供方法について審査を行
い、実施状況の確認を行う。臨床研究
管理室と協力し、安全で良質な医療の
提供を目指す。
平成 27 年から開始された医療事故調
査制度に則り、必要時に応じて外部機
関の支援を求め、医療の安全確保に務
める。
医療安全監査委員会を令和 6 年度に 2
回開催する。

1-3
法人の業務実績等・自己評価

主な業務実績等

自己評価

医療センターへ訪問審査を行い、11 月に神奈川県立
こども医療センターから訪問審査を受け、提言書に
基づき改善を実施した。また、2 月に至誠会第二病
院へ訪問し、審査を実施した。
・国立病院機構関東信越グループの医療安全管理者
会議に毎月出席し、国立高度専門医療研究センター
及び都内の国立病院機構施設間において、インシデ
ント及びアクシデントの情報共有等を行い、医療安
全管理体制の強化と、再発予防のための対策に活用
した。
・院内医療安全巡視は、医療安全管理部による週 1
回、1 部署の巡視を 42 回実施、医療安全推進週間中
にリスクマネージャーによる巡視を 5 日間実施し
た。

し、指摘事項については、今後も見
直し・改善に取り組む。

・小児に特化した安全対策については、JACHRI の医
療安全ネットワーク内で情報交換を(21 回)を行
い、事故防止対策や基準の見直し等に活用した。

・インシデントレポートの報告数について、全報告
数は 4,753 件(前年度 5,564 件)と令和 5 年度と比
較し 811 件減少した。そのうち、医師からの報告数
は 338 件(前年度 369 件)と減少したが、報告比率
は 7.1%(前年度 6.6%)に上昇した。メディカルス
タッフからの報告数は 489 件(前年度 594 件)とな
っており、報告率は 10.3%(前年度 10.7%)だっ
た。メディカルスタッフは特に薬剤部・放射線部か
らの報告件数が減少し、栄養管理部が増加した。患
者影響度レベル別報告割合は、レベル 0~1 が 31.7%
(前年度 30.7%)、レベル 2 が 43.4%(前年度
44.5%)、3a レベルが 22.7%(前年度 23.2%)、
3b レベルが 0.4%(前年度 0.2%)、レベル 4 が
0.04%、(前年度 0%)、レベル 5 が 0%(昨年度
0%)であった。
・患者誤認事例は、令和 6 年度は 140 件(前年度 159
件)発生した。患者影響レベル 0~1 の事例が 115 件
(82%)であり(前年度 84%)、3b 以上の事例はな
かった。指差し呼称の強化に向けて全部署でブライ
ンドチェックを年 2 回実施した。患者誤認件数が多
かった 3 部署へは個別に講習会を行いロールプレイ
を実施した。

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・国立高度専門医療研究センター、
国立病院機構病院との医療安全管理
者との協議会を対面形式で実施し、
患者影響度レベルの統一化を図り、
事例集を作成した。
・院内巡視では今年度からモニター
アラーム対応が適切に行えているか
ヒアリングを行った。結果を部署へ
フィードバックし、次回のラウンド
で改善が認められているか再評価を
行い、医療安全への意識向上に働き
かけた。リスクマネージャーによる
モニターラウンドを年 2 回実施し
た。
・令和 6 年度も引き続き、JACHRI の
医療安全ネットワーク施設と共有を
行い、医療安全管理体制や手順の見
直しを実施した。ネットワーク会議
では、身体抑制の最小化に向けた各
施設の取り組みの情報交換を行っ
た。
・診療部からの報告比率が 0.5 ポイ
ント増加した。全インシデント報告
件数は減少したが、患者への影響が
低いレベル(0-1 レベル)の報告割
合は 1.0 ポイント上昇した。2・3a レ
ベルの割合は減少し、3b レベルの割
合が 0.2 ポイント上昇した。4 レベ
ルは前年度 1 件だったが、1 件(医
療事故調査委員会を 12 月・2 月に実
施)発生した。引き続き医師やメデ
ィカルスタッフ、発見者、低影響レ
ベルの報告書の提出を促進し、3b レ
ベル以上の重大なインシデント事象
を防止していく。
・患者誤認事例件数は、昨年度より
も 12%減少した。2 識別子での患者
確認手順を明文化し、配膳時は全て
の食事に認証を行うシステムに変更
した。昨年度一番多かったカルテの
記載間違いが 13 件減少した。一方で
文書の渡し間違い・取り違え事例が
最も多く改善されていないため、患
者確認行動・指差し呼称の推進に取