資料1‐1 令和6年度 業務実績評価書(案) (66 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59553.html |
出典情報 | 厚生労働省国立研究開発法人等審議会 高度専門医療研究評価部会(第40回 8/7)《厚生労働省》 |
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様式 2―1―4-1(別紙)
中 長 期 目 標
国立成育医療研究センター
中 長 期 計 画
令和6年度計画
年度評価
項目別評価調書
主な評価軸(評価の視点)、指
標等
1-3
法人の業務実績等・自己評価
主な業務実績等
自己評価
家族がより健康な生活を送れること
を目指す。妊娠と薬情報センターで
は、妊婦・授乳婦を対象とした薬の
適正使用推進事業において、妊婦投
与が禁忌の制吐薬「ドンペリドン」
について妊娠中の使用が胎児に与え
られる影響を報告し、添付文書の禁
忌欄から「妊婦」の記載が除外され
ることに貢献した。
上記のとおり、高度かつ専門的な
医療、標準化に資する医療を提供
し、患者の視点に立った良質かつ安
心な医療を提供したと認められるこ
とから、自己評定を S とした。
③その他考慮すべき要素
・令和 6 年度においては、対象とな
る小児ドナーがいなかったため、小
児心移植の実施には至らなかった。
・予算額に対して決算額は約 3.6%
下回っている。原因として計画より
も固定資産の取得減等が挙げられ
る。
(1)医療政策の一環とし
て、センターで実施すべき
高度かつ専門的な医療、標
準化に資する医療の提供
(1)医療政策の一環とし
て、センターで実施すべき高
度かつ専門的な医療、標準化
に資する医療の提供
① 高度・専門的な医療の提
供
(1)医療政策の一環として、センタ
ーで実施すべき高度かつ専門的な医
療、標準化に資する医療の提供
① 高度・専門的医療の提供
・当センターは、これまで成育基本法の理念に基づ ・当センターは、成育基本法の理念
く医療に努めてきたと自負し、全ての妊婦・子ども に基づく医療に努めてきたと自負し
に妊娠期から成⼈期までの切れ目のない医療・教 ているが、同法成立を受け、一層の
育・福祉を提供することの重要性を踏まえた施策を 高度かつ専門的な医療の提供ととも
規定した成育基本法が平成 30 年 12 月に成立した に、標準化・均てん化に資する医療
が、当センターは同法成立のために尽力した。今後 の提供に令和 5 年度に引き続き努め
も、同法に基づく医療等に関して成育医療の中核的 た。
な医療機関として貢献していく。
・小児の移植(肝、腎臓、小腸、心臓)、生体肝移
植をバックアップとした肝芽腫手術、低出生体重児
の心臓を含む外科手術、先天性横隔膜ヘルニアに対
する胎児手術、未熟児網膜症に対する超早期硝子体
手術、先天性喉頭閉鎖に対する子宮外手術
(EXIT)、頭の形外来設置、劇症型心筋炎・重症呼
吸不全に体する ECMO 治療、新生児高アンモニア血症
に対する血漿交換療法、最重症アトピー性皮膚炎・
食物アレルギーに対する治療、小児炎症性腸疾患の
内視鏡検査と治療、先天性免疫不全症・慢性活動性
EB ウイルス感染症に対する骨髄移植、読み書き障害
の診断・治療、ライソゾーム病の遺伝子診断と治
療、EB ウイルス・サイトメガロウイルス感染症の早
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・小児医療の外科系・内科系全ての
分野に対応できる専門医チームを有
し、小児の希少疾患・難病の経験症
例数が豊富であり、新生児の全ての
分野の外科手術が可能で成績が優
れ、小児・新生児集中治療部門・麻
酔科が充実し、搬送専門チームがあ
ることから高度専門医療センターと
して最後の砦としての役目を令和 5
年度に引き続き果たしている。